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宇治の歴史と伝説を巡る旅 (2026.04.27)

経理部の松田です。

 

平等院を訪れた後、私はもう一つの魅力的な世界遺産へと足を運びました。

 

宇治川に浮かぶ屋形船。今日は休業日のようで、船は静かに川面に佇んでいました。

 

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喜撰橋から見えるのは浮島十三重塔。

 

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宇治橋の東岸、朱色の朝霧橋を渡り、鳥居をくぐると宇治神社です。

 

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宇治神社は、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の宮跡とされる場所。

実は、昔の宇治という地名は「菟道」と書いて(うぢ)と呼ばれ、やがて「宇治」へと変わったと伝えられています。

 

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この神社の神の使いは兎。そこにはとても興味深い伝説が残っています。

 

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御祭神の菟道稚郎子命がこの地に住まいを定めた際、河内の国からやってきた途中で道に迷われたとき、

一羽の兎が現れました。

その兎は、後からついてこられた御祭神を振り返りながら先導し、迷わずに道を案内したと伝えられています。

 

この伝説から「みかえり兎」と呼ばれ、人々の人生を道徳の正しい道へと導く神様のお使いとして崇められているんです。

 

 

宇治神社から続く坂道を登っていくと、ひときわ大きな鳥居が目に飛び込んできます。

これが、宇治のもう一つの世界遺産、宇治上神社の入り口です。

 

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門をくぐると、小さな山寺を思わせる趣きの拝殿(国宝)が迎えてくれます。

 

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拝殿の前には、「清めの砂」が入った円錐の盛り砂が置かれており、神聖な空気が漂っていました。

平等院と比べると訪れる人も少なく、静かで素朴な佇まいが逆に神々しさを感じさせてくれます。

 

特に、平安時代後期に建てられた本殿(国宝)は、現存する日本最古の神社建築として非常に貴重な存在です。

 

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神社の静謐な空気に包まれながら、「お願い事はできるだけ短く、でも願いは大きく」と心の中で願いを込めました。

 

 

宇治上神社と宇治神社の間にあるさわらびの道を歩いていると、石碑と案内板が立っているのに気づきました。

 

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そこには、「早蕨(さわらび)の古蹟」の文字が。

どうやら、ここは紫式部の『源氏物語』の舞台の一つ、宇治を背景に描かれた「宇治十帖」と深く関係している場所のようです。

 

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次は、ぜひゆっくりとこの場所の空気を味わいながら、源氏物語の世界に浸ってみたいですね。

 

 

宇治川に沿ってゆったりと進んでいくと、やがて見えてくるのは、興聖寺の石の総門です。

 

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ここをくぐると参道の始まりです。

参道は「琴坂」と呼ばれる、ゆるやかな上り坂。

坂の両脇を流れる水の音が、琴の音のように聞こえることから、この名前がついたそうです。

 

そして到着したのは、竜宮造りの山門です。

 

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興聖寺は、1236年に道元禅師によって開かれた日本最初の曹洞宗の寺院です。

当初は京都市の伏見深草の地に創建されましたが、その後、道元禅師は比叡山からの弾圧を受け、越前国へと移ります。

 

その後、戦乱の影響で興聖寺は一時荒廃。

しかし、時代は流れ、江戸時代初期の1649年に、当時の淀城主・永井尚政によって現在の場所に再興されました。

 

ちなみに、道元禅師が越前国で開いた曹洞宗の大本山「永平寺」も非常に有名です。

私は2月に永平寺も訪れてきました。歴史と静寂に包まれたその場所は、心を落ち着かせる素晴らしい場所でした。

いつかその体験もブログで詳しくご紹介できればと思います。

 

 

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境内には開山された道元禅師の墓と永井家の歴代当主の墓があります。

 

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中央に道元禅師の墓

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左右に永井家の墓が並んでいました。

 

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お墓からは境内が見渡せ、庭も丁寧に手入れされており、静かで落ち着いた雰囲気が感じられました。

 

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今回、建物の中は拝観しませんでした。

法堂については、伏見城の遺構を用いて建てられたと伝えられており、鶯張りの廊下や血天井など、

多くの見どころがあったことを後になって知りました。

やはり、見ておくべきだったと後悔しています。

 

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これにて宇治観光は終了です。

 

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琴坂を歩いて駐車場に戻ります。

 

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平等院を訪れる際には、ぜひ宇治神社や宇治上神社、興聖寺にも足を運んでみてください。

 

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これらの場所には古くから伝わる神聖な空気が漂っており、

歴史と伝説に触れることで、単なる観光地以上の深い魅力を感じることができました。

 

 

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念願叶って平等院鳳凰堂へ。心に刻まれた感動の一日 (2026.04.20)

経理部の松田です。

 

奈良での2泊を終え、その翌日は京都の宇治へと足を伸ばしました。

 

今回の目的は、世界遺産にも登録されている平等院鳳凰堂を見ること!

でも、実際には平等院だけじゃなくて、宇治には魅力的な観光スポットがたくさんあって、

どこへ行こうか迷ってしまうほどでした。

歴史と自然が調和した素敵な場所で、心もリフレッシュ。まさに楽しすぎる一日でした!

 

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奈良から一般道をゆったり走って、朝霧橋の近くの駐車場に車を停めました。

平等院からも近くて便利なのに、料金は他の駐車場よりもお手頃で、まさに穴場スポット!

この駐車場は事前に料金を支払うシステムだけど、今日はなんと16時まで無料!

ラッキーすぎてテンション上がっちゃいました。

 

朝霧橋のたもとには、源氏物語「宇治十帖」の古跡を象徴するモニュメントが設置されていました。

 

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朝霧橋を通って宇治の名所、平等院へと向かいます。

 

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宇治川を渡るJR奈良線の電車

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平等院は、1052年に関白の藤原頼通が、父である藤原道長から譲り受けた別荘「宇治殿」を寺院に改めたものです。

翌年の1053年には、現在「鳳凰堂」として知られる阿弥陀堂が建立されました。

頼通は晩年、平安京を離れて出家し、平等院で隠居生活を送りました。

 

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10円玉に描かれた「鳳凰堂」。

その姿が静かな池の水面に鏡のように映り込み、まるで夢の中にいるかのような幻想的な光景が広がっていました。

 

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長年の夢だったこの瞬間をついに迎えられて、胸がワクワクと高鳴り、自然とため息が出ます。

その美しさは言葉に尽くせないほどで、心にずっと残る素敵な一瞬になりました!

 

 

鳳凰堂の内部を拝観するには、別途ご志納金として一人300円が必要です。

受付の列に並んでいると、ちょっとしたハプニングがありました。

 

私の前にいた若者が突然振り向いて、

「内部拝観の入場券を買ったんだけど、使わないから必要だったらどうぞ」と声をかけてくれたのです。

どうやら、彼は入場券を払い戻そうとして列に並んでいた様子。

すでに内部拝観は1時間待ちの状態で、私の順番が来るまでにはまだまだ時間がかかりそうでした。

 

その申し出に感謝し、遠慮なく入場券を受け取りました。もちろん代金はお渡ししましたよ。

おかげで購入の手間も省けてラッキーな気分に!

若者の親切な気持ちに触れて、ほっこりした瞬間でした。

 

 

拝観受付時間まで少し時間があったので、境内をゆっくり散策してみました。

この角度から眺める鳳凰堂も、とっても素敵ですね!

 

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思わずシャッターを押さずにはいられない、そんな魅力あふれる風景です。

 

平等院は、1994年に世界文化遺産に登録されました。

鳳凰堂の周囲に広がる池泉庭園も「平等院庭園」として国指定名勝となっています。

 

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平等院の梵鐘は、日本三銘鐘のひとつとして知られています。

こちらにあるのは、昭和47年に復元された2代目の鐘です。

 

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平安時代に作られた国宝の梵鐘は、「鳳翔館」に収蔵されていました。

 

 

こちらは平等院旧南門。

江戸時代初期、伏見桃山城から移築された秀吉ゆかりの城門「薬医門」です。

 

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平等院境内にある最勝院開祖の碑です。

 

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ここで、最勝院にまつわる歴史の一コマをご紹介。

ここには平安時代末期の武将、源頼政のお墓があります。

 

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頼政は、平氏の政権下でありながらも、源氏の長老として中央の政治の舞台に立ち続けた人物です。

平清盛の厚い信頼も受けており、晩年には従三位にまで昇進しました。

その名を聞くだけで、当時の激動の時代を生き抜いた勇敢な武将の姿が浮かび上がります。

 

しかし、頼政の運命は、やがて平氏の専横に不満を抱く中で大きく変わっていきました。

彼は、後白河法皇の皇子・以仁王(もちひとおう)とともに平氏打倒のために立ち上がります。

勇ましい戦いの末、宇治川の戦いで平氏の圧倒的な軍勢に追い詰められ、最終的にはこの地で自害したと伝えられています。

 

多くの方がお墓に手を合わせる姿を目にし、頼政の最後の戦いが、今もなお勇敢さと悲劇の物語として語り継がれていることを
改めて感じました。
彼の生き様と戦いの歴史が、人々の心に深く刻まれているのだと思います。

歴史の重みを感じながら、頼政の魂が静かに語りかけてくるような気がしました。

 

 

最勝院からは、鳳凰堂の背面側を見ることができます。

 

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屋根には、金色に輝く鳳凰が佇んでおり、これは1968年に取り替えられた2代目です。

初代の鳳凰は、建立から約900年もの長い間、阿弥陀堂を見守り続けてきました。

 

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平等院ミュージアム「鳳翔館」も見てきました。

 

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こちらには、鳳凰堂の内部を再現した九品来迎図や、国宝の鳳凰、梵鐘、そして26体の雲中供養菩薩像など、

見どころが満載でした。

特に圧巻だったのは、優雅な鳳凰と数多くの雲中供養菩薩像の壮大な展示で、その迫力と美しさに思わず息を呑みました。

 

鳳凰像は、マジで格好良かった!

神秘的なオーラに包まれてて、思わず引き込まれちゃいました。

 

 

いよいよ鳳凰堂の内部の拝観へ。

 

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職員の方が、堂内の歴史や文化財について丁寧に説明してくれました。

内部には、仏師・定朝が彫ったとされる阿弥陀如来坐像が安置されており、壁や扉には来迎の様子が精巧に描かれていました。

その上部の左右の壁には、52体の雲中供養菩薩像が懸けられており、まさに圧巻の光景でした。

 

内部の撮影は禁止されていましたが、実は鳳凰堂の外側から阿弥陀如来坐像のお顔を拝むことができるんです。

写真でそのお顔がわかるでしょうか?

 

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平等院は、極楽浄土を再現したと伝えられる美しい寺院。その歴史と神秘的な美しさに、思わず見入ってしまいました。

 

 

平等院の参道には、土産物店やカフェが立ち並び、散策しながらグルメやショッピングを楽しむことができます。

特に、宇治といえばお茶が有名ですよね。参道には歴史あるお茶屋さんも点在しています。

 

創業400年を誇る「お茶のかんばやし」は、秀吉や家康によって宇治茶の総支配に任ぜられた歴史ある茶舗。

店内には、香ばしいお茶の香りが漂ってました。

 

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また、宇治を代表する老舗として、辻利や伊藤久右衛門も有名です。

 

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お土産選びも迷ってしまうほどの品揃え。

抹茶スイーツや和菓子、伝統的な工芸品など、どれも魅力的でついつい手に取りたくなってしまいました。

 

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JR宇治駅に立ち寄りました。

駅前には、宇治市制施行50周年を記念した茶壺ポストが設置されていました。

 

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京都駅や奈良駅へのアクセスの利便性が良いのもいいですね。

 

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宇治橋のたもとには「紫式部像」が。

源氏物語の舞台でもある宇治の風景に、しっとりと溶け込んでいます。

 

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周辺は、紫式部像や宇治橋を写真に収めようとする観光客で大にぎわい。

 

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宇治川に架かる日本三古橋のひとつ、「宇治橋」。

 

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宇治橋は、646年に奈良の元興寺の僧・道登(どうと)によって架けられたと伝えられ、日本最古の橋と言われています。

現在の橋は、1996年3月に架け替えられたものです。

 

橋の上流側には、張り出した部分が設けられており、この場所は橋の守り神である橋姫を祀る「三ノ間」と呼ばれています。

この場所には、豊臣秀吉が茶の湯を汲ませたという逸話も伝わっているんですよ。

 

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目の前に広がる宇治川の流れ。

 

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橋の上から眺めると、平等院表参道の風景も絶妙です。

 

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なんといってもこの道の一番の魅力は、あたりに漂うお茶の香りですね。

環境省認定の『かおり風景100選』にも選ばれているだけあって、訪れる人を優しく包み込むその香りは、まさに癒しのひととき。

歩いているだけで、ふわっとお茶の葉の香りが鼻をくすぐり、心がほっこり温かくなりました。

 

 

皆さんも、平等院へ訪れた際には、香り豊かな表参道の散策をぜひ楽しんでくださいね!

きっと心がほっと和らぐこと間違いなしです。

 

 

つづく…

 

 

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