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諏訪市の高島城見学と城門移築探訪!歴史の名残を見つけながら楽しむ寺院巡り (2025.08.25)

経理部の松田です。

 

5月の連休に、長野県と山梨県へ出かけてきました。

出かけた目的は登山なのですが、登山口までは遠いので、1日目は移動日とし、2日目に登山をしてきました。

そして予定していなかった3日目に松本城を見学。

この3日間、私にとってはいずれも思い出に残る内容の濃いものだったので、ブログを3回に分けてお伝えします。

 

 

1日目は諏訪市の高島城見学と城門移築探訪です。

 

糸魚川ICで高速を降り、山道を進むと、車窓から見える風景は次第に変わっていき、遠くに見える山々のシルエットや、

木々の緑が広がる景色に心が和みます。

やがて視界が一気に開け、目の前に白馬連峰の山並みがドーンと姿を現す。

この瞬間は何度見ても、言葉を失うほど感動します。

 

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雪を頂く山々は雄大で、空とのコントラストが見事。

その迫力と美しさに圧倒され、車を少し止めて景色を楽しみました。

 

白馬連峰の圧倒的な美しさよ!

 

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さらに絶景の連鎖は続き、安曇野に向けて車を進めていると、鹿島槍ヶ岳や常念岳といった名峰が目に飛び込んできて、

壮大な山並みに視線が釘付けになりました。

 

 

さて本題へ。

ところで、皆さんは、古い城門が今もなお、お寺の境内に残っているのをご存知ですか?

 

実は、戦国時代や江戸時代の城門が、時を経て寺院に移築されているケースが多くあります。

その理由としては、戦国時代や江戸時代の城は、戦や火災で多くが失われましたが、

その城門や門柱は丈夫で立派なものであったため、時代を超えて別の場所で再利用されることが多かったのです。

特に、寺院の境内に移築されるケースが多く、歴史の名残を感じさせる貴重な遺構となっています。

 

古い石垣や門柱には、戦国時代の風格や当時の技術が感じられ、歴史好きにはたまらない発見があり、とてもワクワクします。

 

 

そういうわけで最初に訪れたのは長野県塩尻市にある「常光寺」。

松本から塩尻に続く山麓線沿いにあります。

 

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常光寺は牡丹の花が有名なお寺だそうで、

訪れた時は、数輪の花が咲き始めたばかりの様子で花びらが陽光に映えてとても華やかでした。

 

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こちらの山門が高島城から移築された城門です。

明治維新後、高島城が廃城になった際に「御殿門」が移築されました。

 

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山門の前には一休さん。

 

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境内には七福神や三猿など、さまざまな石像と置物などが安置されていて賑やかな境内でした。

 

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常光寺が建つ丘陵地からの景色がとても綺麗で、思わず車を止めて写真を撮りました。

 

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お次は諏訪市にある「温泉寺」へ。

 

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こちらが高島城から移築された城門です。しかし城内のどこにあった門かは不明とのこと。

重厚な木造の門は、時代を超えた風格を漂わせていました。

 

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また高島城にあった能舞台もこちらに移築されており、本堂として使用されています。

 

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城門の佇まいと周囲の静かな境内が調和して、とても落ち着く場所でした。

 

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織田信長が略奪したとされる梵鐘

 

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武田領へ攻め入った織田軍が下伊那郡の安養寺の梵鐘を奪い、上諏訪まで引きずってきて捨てていったものを

諏訪家が温泉寺を創建した際に寺の梵鐘としたそうです。

梵鐘には引きずられてきた跡が見えます。

 

 

境内にある多宝塔です。

 

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塔の中には、高島藩主忠恒が再造した鉄塔が奉納されています。

鉄塔は弘法大師が建てましたが、腐朽したため源頼朝が再興し、それを忠恒が石造で再造したものです。

塔の中を拝見することはできませんでした。

 

温泉寺は諏訪を治めた高島藩諏訪家の菩提寺です。

境内の奥へ進むと、歴代の諏訪高島藩主の墓所(国指定史跡)がありました。

 

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中央の御霊屋は温泉寺を創建した2代藩主・諏訪忠恒のお墓、その周りに3代~8代藩主のお墓が並んでいます。

 

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静かに佇む墓石の数々は、先人たちの時代背景や、その時代の人々の思いを想像させてくれます。

 

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参道には樹齢約320年のしだれ桜が咲いていました。

「忠恒桜」の名がついたこの桜は諏訪忠恒が大坂夏の陣に出陣した際に持ち帰って植えたものだそうです。

 

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温泉寺には平安時代の歌人・和泉式部のお墓もありました。

 

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城門のほかに思わぬ史跡もあって、とても楽しめました。

 

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高島城へ。

 

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諏訪市役所の駐車場に駐車しました。無料です。

市役所がある場所はかつての南の丸跡。南の丸は高島藩が江戸幕府の罪人を預かった場所です。

この駐車場の一角に徳川家康の6男・松平忠輝の祠がありました。

 

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忠輝は家康に勘当されて諏訪へ流刑され、高島城南の丸で過ごしました。

 

祠の前の参道橋は「諏訪鉄平石」の一枚岩です。

説明書きには、霧ヶ峰周辺で産出された石を諏訪鉄平石と言い、鉄のように固く平らであることが名前の由来と書かれていました。

 

 

天守閣を見学。現在の天守閣は昭和45年に復興されたものです。

 

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慶長3年(1598)に豊臣秀吉の家臣・日根野織部正高吉により築城され、諏訪氏の居城として270年間、その威容を誇ってきました。

お城は諏訪湖の湖水に囲まれ、「諏訪の浮城」と呼ばれていたそうです。

 

明治8年(1875)に廃藩置県により天守閣は撤去。しかし、市民の熱意によって昭和45年(1970)に高島城は復興されました。

 

 

1・2階は郷土や高島城の資料室、3階は展望室になっています。

 

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昔、お城は諏訪湖に面していたので、難攻不落のお城だったようです。

 

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南へ目を向ければ富士山の姿が!

 

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城内は「高島公園」として開放され、市民の憩いの場となっています。

 

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八重桜が咲いていました。

 

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冠木門

 

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冠木橋から見た景観がこちら。

 

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ここは川渡門跡で、現在は三の丸にあった御殿の裏門が移築されています。

昔はここから舟に乗って湖へ出ていました。

 

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多門跡

 

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諏訪家の家紋「梶の葉」

 

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本日最後に訪れたのは茅野市にある「宗湖寺」

宗湖寺は高島藩初代藩主・諏訪頼水の父・諏訪頼忠の菩提所です。

 

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こちらの山門は高島城三の丸御門が移築されています。

 

明治天皇が巡幸でこちらに訪れた際に、この井戸水でお茶を出しておもてなしをしたそうです。

 

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お寺の奥の方に公園らしきものが見えたので行ってみると、木落し公園がありました。

諏訪大社の御柱祭で、御柱を坂の上から下へ滑り落とす「木落し」が行われる場所です。

 

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御柱祭は、7年に一度、寅と申の年に行われる1200年続く伝統神事。御柱に使われるのはモミの大木だけだそうです。

 

見晴らしのよい丘陵地にあり、鉄橋の右先は茅野駅です。

 

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これにて本日の城門探訪は終了。

城門が移築された寺院巡りは、歴史の宝探しのような楽しさがあります。

移築された城門は、ただの遺構としてだけでなく、その場所の歴史や背景を知るきっかけにもなり、

案内板や資料を読むことで、当時の城の役割や戦いの様子、移築された経緯などを学ぶことができ、歴史への理解が深まります。

私は、福知山城や田辺城、飯山城の城門の移築先も訪れているので、いつの日かご紹介できればと思います。

 

 

国道20号線を韮崎方面に向けて進んでいると見えてくるのが「七里岩」

延々に続くこの断崖は、八ヶ岳の山体崩壊による岩屑なだれによってできたものです。

 

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自然が生み出したこの景観、いつ見ても凄いです!

 

崖上の台地には、甲斐国の武将・武田勝頼が築城した新府城がありますよね。

随分前に訪れていますが、また行ってみたくなりました。

 

そして、徐々に視界に入ってきたのは富士山の壮大な姿!

久しぶりの富士山、その姿はやはり圧巻です。

 

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雪をまとった富士山の頂。空の青と雪の白、そして山の深い緑が織りなすコントラストが心に響き渡りました。

 

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運転しながらも、目はひたすらに富士山に釘付け。

窓越しに見えるこの絶景は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な瞬間でした。

 

 

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2日目につづく。

 

 

 

 

 

「秋冬の紳士服展」を開催しました! (2025.08.06)

経理部の松田です。

 

8月1日(金)、2日(土)に「秋冬の紳士服展」を開催しました!

今回の展示会は、御幸毛織のイージーオーダースーツやオーダーシャツ、既成品のスーツ、カジュアル洋品、

そしてオジコのTシャツやハンター商品、婦人服まで、多彩なアイテムを取り揃えて皆さまをお迎えしました。

 

秋冬のおしゃれを楽しむ絶好のチャンスとなった今回の展示会。

ご来店くださった皆さま、本当にありがとうございました!

 

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会場には、弊社自慢の上質なスーツやシャツがずらりと並び、お客様の目がキラキラと輝いているのが印象的でした。

特に、御幸毛織のイージーオーダースーツは、自分だけの一着を作れるとあって、試着される方々の笑顔が絶えませんでした。

 

 

御幸毛織創業120周年記念! 特別商品と最高級生地「Napolena(ナポレナ)」を展示しました。

 

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御幸毛織は今年で創業120周年を迎えました。長い歴史の中で培われた技術と品質を感じていただくため、

今回の紳士服展では特別企画として、120周年記念の限定商品や、最高級生地の「ナポレナ」も特別に展示いたしました。

 

 

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まず、注目は120周年記念の特別商品「NAVY PALETTE」

深みのある濃紺や、爽やかなスカイブルー、落ち着いた青みがかった灰青色など、12色の青色のバリエーションを取り揃えた生地です。

多彩な青色が揃い、どの色も一つ一つ丁寧に選ばれた高級素材です。

 

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そして、今回の目玉の一つ「ナポレナ」という最高級の生地も会場に登場。

ナポレナは、その滑らかさとしなやかさ、そして優雅な光沢感が特徴の逸品。色合いも豊富です。

 

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お客様はじっくりと生地を手に取り、相談も盛況でした。

120周年の節目にふさわしい、特別な生地と商品が並び、会場は一層華やかに。

 

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御幸毛織の伝統と技術の粋を感じられるこの企画。

お越しくださった皆さまにも、長い歴史と職人の技術が伝わる素晴らしい時間となったことと思います。

 

 

オーダーシャツの生地も充実!

有名ブランドの厳選生地を揃え、こだわり派のお客様に大好評でした。

高品質な素材と多彩なデザインの中から、ご自分だけの一枚をお選びいただき、フィット感や素材感をじっくりと確かめながら、

素敵なシャツをお作りいただきました。

 

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カジュアルスーツと新柄Tシャツが大好評!

今回の紳士服展では、特に「カジュアルスーツ」が大変人気を集めました!

 

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おしゃれを気軽に楽しみたい方から、ちょっとしたお出かけや休日スタイルにぴったりの一着として、

多くのお客様が試着やご注文をされていました。

軽快でありながらも上質な仕立ては、まさに今のトレンドにぴったりです。

 

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そして、親子で楽しめる企画として登場したのがオジコの「新柄Tシャツ」です!

オジコのTシャツは、肌触りの良さと豊富なデザインで、若い世代から幅広い層に大好評でした。

 

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カラフルで遊び心あふれるデザインや、季節感あふれるプリントも取り揃え、子どもから大人までみんなが

笑顔になるラインナップになっています。

 

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新しいデザインのTシャツは、家族みんなでおしゃれを楽しむ素敵な時間になりました。

もちろん、大人の方もお気に入りの一枚を見つけて、秋のおしゃれを満喫されていました。

 

 

また、カジュアル洋品や婦人服も充実。

秋の装いにぴったりのアイテムが並び、男女問わずお買い物を楽しむ姿が見られました。

 

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今回の目玉企画は「ガラポン抽選会」!

お客様がご購入された金額に応じてガラポンを回せる仕組みで、大当たりはお肉のカタログギフトやお米など

素敵なプレゼントが盛りだくさん。

皆さん、当選を願って真剣に回していました。

 

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会場には笑顔と歓声が響き、リピーターのお客様はもちろん、新しいお客様も多くお越しいただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

次回も、みなさまに喜んでいただける楽しい企画と素敵な商品をご用意してお待ちしています。

ぜひ、またお越しくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

【春の京都旅】桜咲く古都の魅力を満喫してきました。続編 (2025.06.20)

経理部の松田です。

 

前回の京都旅の続きです。

春の京都夜桜と歴史の輝きを満喫した1日となりました。

 

 

南禅寺を後にして、蹴上インクラインへ向かいます。

その前に少し寄り道をして、南禅寺近くの白河通り沿いにある「不明門(あけずのもん)」を見てきました。

とても美しい門です。

 

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この門は、旧伏見城から移築された城門です。歴史の名残を感じさせる貴重な遺構です。

名前の通り、今も昔も一度も扉が開けられたことはないそう。

 

歴史の名残を見つけながら歩くのも楽しいものです。

 

 

蹴上インクラインを散策。

 

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蹴上インクラインは、琵琶湖疎水の歴史的遺構であり、船を運搬するために明治時代に作られた傾斜鉄道の跡地です。

線路を埋め尽くすようにソメイヨシノが立ち並び、桜のトンネルの壮大な景観が広がっていました。

 

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たくさんの花見客で、正直、お花見どころではない混雑。散策するにも撮影するにも苦労しました。

今朝、京都に着いた時には、すでに蹴上インクライン周辺には沢山の観光客が歩いていたので、出遅れた感はありました。

 

離れて撮るのが良さそうです。

 

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蹴上インクラインを出発し、三条通りへ。

佛光寺本廟に寄りました。

 

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ここには親鸞聖人の御真骨が納められている御霊屋があります。

 

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親鸞聖人は浄土真宗の開祖です。

若い頃に仏教に深く帰依し、比叡山や各地の寺院で修行を積みました。その後、法然上人の教えに触れ、

浄土宗の教えを深く学びました。

しかし、当時の権力者や宗教界からの圧力を受け、佐渡へ流されてしまいます。

4年後、流罪が解かれ、京都へ帰還。翌年に山科に草庵を開いたことが佛光寺のはじまりと伝えられています。

 

 

三条通りには、伝統的な町家やチョコレート店、カフェなどが軒を連ねていました。

 

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京都の古い家並みの中を流れる白川筋へ。

川沿いに柳の木が立ち並び、京都の風情を感じることができる場所でした。

 

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ここ白川筋付近には、戦国時代の名将・明智光秀の塚があります。

和菓子屋の角を曲がり、民家に囲まれた細い路地を少し進むと、ひっそりと小さな祠と石塔がありました。

 

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明智光秀は、主君織田信長を本能寺で討ち取ったのち、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れ、近江の坂本城へ逃れる途中、

伏見区の小栗栖の竹薮で農民に襲われて重傷を負い、自害して家臣に首を打たせたといわれています。

光秀の首は、粟田口で数日晒されたあと、この地に埋められたと伝えられているのです。

 

祠の中には光秀の木像が納められていました。

 

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五重石塔の下に光秀の首が埋められているそうです。

 

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歴史の闇に包まれた明智光秀の最期を想像させる場所です。

この場所に立つと、光秀の人生や動機、そして本能寺の変の真実について思いを巡らせずにはいられず、

歴史の重みを感じました。

ただ、有名な戦国武将の塚としてはあまりにも簡素で目立たない場所にあったのが悲しいです。

 

 

白川沿いに戻り、知恩院あたりまで歩いてくると白川に架かる細い「一本橋」が見えてきました。

幅30㎝程の細い橋です。

 

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渡ってみましたよ!

 

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近くには昭和レトロな古川町商店街がありました。

商店街を少し覗いて、途中で引き返してきたのですが、京都の台所事情も気になるところです。

 

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##4.  知恩院

知恩院古門をくぐり、坂を上がって行きます。

 

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ここは武将・酒井忠次のお墓がある先求院。徳川家康の父・松平広忠に仕え、広忠の死後は家康に仕えていました。

石柱のみ撮影。

 

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知恩院黒門の向かいにある良正院。徳川家康の次女・督姫の菩提寺です。

良正院の本堂と表門は国指定重要文化財です。

 

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知恩院黒門が絵になりますね。

 

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黒門から三門に向かって歩いていると、

「本願寺発祥の地・蓮如上人御生誕の地・親鸞聖人旧御廟所・元大谷崇泰院」と書かれた青字の石碑がありました。

 

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ここは親鸞聖人の末娘が文永9年(1272)に父の遺骨を安置するための御廟堂を建立した場所だそうです。

 

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門の横には、蓮如上人御生誕地を標した石柱が立っています。

蓮如上人は浄土真宗8代目の法主です。親鸞聖人の教えを日本中に広く伝えられました。

 

また「大谷本願寺故地」の石碑も建っていました。

 

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徳川2代将軍秀忠によって建立された知恩院の三門。

国内最大級の木造二重門で、国宝に指定されています。圧倒される大きさです。

 

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知恩院は浄土宗の総本山。承安5年(1175)に法然上人によって創建されました。

 

今日は17時45分から行われる夜間のライトアップに入場します。

開門まで時間があるので、三門の正面にあるお土産屋・三門亭でお土産を物色。

色々と試食をさせていただきました。

店員さん曰く、「今年のライトアップはとても綺麗だよ」と。期待が高まります。

 

 

拝観料800円を支払って入場。

入場は三門からではなく、庭園の友禅苑から入場しました。

 

国宝の御影堂です。

 

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御影堂の真正面にある宝佛殿。

 

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御影堂では住職のお話が行われており、その後に木魚念仏体験がありました。

御影堂を出る際には、「三方正面真向の猫」をモチーフにした缶バッジが参加者全員に配られました。

 

「三方正面真向の猫」は方丈の廊下にある杉戸に描かれた狩野信政筆の猫の絵です。

どこから見ても見る人の方を正面からにらんでいるように見え、親猫が子猫を慈しむ様子が表現されています。

いつでもどこでも見守って下さっている仏様の慈悲をあらわしているんですって。

 

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御影堂から外に出た頃には、すっかり日も暮れて、荘厳な伽藍が幻想的に照らされ、まるで別世界のようになっていました。

 

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灯りに照らされた木々や石畳が幻想的な雰囲気を醸し出します。

 

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ライトアップされた桜の木々は、まるで夢の中にいるかのような美しさです。

 

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境内ではプロジェクションマッピングも行われており、三門の扉や石段に映し出される美しい映像はまるで光の芸術。

桜の花びらが舞い散る様子が幻想的に浮かび上がり、心が洗われるようでした。

 

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何と言っても圧巻だったのは、国宝・三門のライトアップ。

高さ24メートルの壮大な門が、柔らかな光に包まれ、その威容を一層引き立てていました。

 

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写真を撮る手も止まらず、思わず見入ってしまう美しさでした。

歴史の重みと祈りの空気を感じながら、しばらくその場に佇んでいました。

忘れられない思い出になりそうです。

 

 

お次は円山公園に足を運びました。

円山公園は京都市内でも屈指の桜の名所です。

満開の枝垂れ桜がライトアップされ、その幻想的な美しさに心を奪われました。

 

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多くの花見客が訪れており、公園は非常に賑やか。

屋台がずらりと並び、焼き鳥やたこ焼き、甘いお菓子の香りが漂っていました。

あちこちで笑い声や会話が絶えず、静かな夜桜を楽しむ感じではなかったのは残念ですが…

 

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##5.  八坂神社

円山公園を散策後は、八坂神社へ。

八坂神社は平安京遷都以前からある古い神社。本殿は2020年に国宝に指定されたばかりです。

 

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舞殿の提灯のやわらかな灯りが、境内を優しく照らしています。

 

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本殿の正面にある南楼門が八坂神社の正門になります。

私はてっきり四条通りに面した門が正門だと思ってました。

 

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あの時、間違えて南楼門から出てよかったな…と。 でないと、正門である南楼門を撮り忘れてしまうところでした。

 

 

鳥居も重要文化財で国内最古のものらしいです。

 

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八坂神社の西楼門はあとで見に行くことにして、南楼門からは高台寺も近いので、ねねの道へと足を進めました。

 

先ほどの喧騒とは打って変わって、人もまばらで、まるで時がゆっくりと流れているかのような静寂な散策路。

石畳の道には、歴史を感じさせる趣のある建物や町家が立ち並び、情緒たっぷりの風景が広がっていました。

 

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ねね様終焉の地である圓徳院の一角に、豊臣秀吉を天下人に導いた仏像「三面大黒天」が祀られています。

 

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触れ仏の摩利支天。ねねの道には触れ仏がいくつかあるので探してみると楽しいかもしれません。

 

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高台寺表門をパシャリ。

 

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昨年空き地だった表門前が駐車場になっていました。

空き地の方が写真撮りやすかったし、風情があったんだけどな…

 

産寧坂にある八坂の塔も見に行ってみたのですが、真っ暗すぎて撮影不可能。

小路を抜けて東大路通へ。

 

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再び八坂神社へやってきました。

四条通に面してあるのは西楼門。八坂神社最古の建造物です。

 

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西楼門は応仁の乱により焼失し、明応6年(1497)に再建されました。

西楼門の両脇に安置されているのは、寺院の表門で見かける仁王像ではなく、平安時代の貴族の護衛役である「随身」です。

 

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それにしても、西楼門前は人通りが絶えず、物凄い人。

皆さん夜桜を見に行かれるのでしょうか。

 

西楼門越しに四条通りを見ています。

 

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西楼門前からの四条通りの様子。

 

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時刻は21時。そろそろ帰ります。

東大路通を北へ少し歩くと、「よしもと祇園花月」がありました。

 

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八坂神社から20分程歩いて、駐車場に戻ってきました。

1日よく歩きました。

 

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今回の旅では、昼と夜の京都の魅力を存分に味わうことができました。

歴史的な建築と自然の美しさに心が癒され、歴史の足跡をたどることで、過去の偉人たちの思いや志を身近に

感じることができました。

京都は、桜だけでなく歴史的な場所も訪れることで、より一層深い魅力を味わうことができますね。

 

次回は、また違った角度から京都の歴史と文化を探求したいと思います。

これにて、京都旅はおしまいです。

 

 

おまけ

観光バスのラッピングデザインがかわいかった!

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それでは、また次の旅の思い出をお届けします!

 

 

 

 

 

 

 

【春の京都旅】桜咲く古都の魅力を満喫してきました。 (2025.05.23)

経理部の松田です。

 

昨年に続き、今年も桜咲く季節に京都へ行ってきました。

京都の春は、まさに絶景の連続。歴史と自然が織りなす風景に心が奪われました。

 

今回訪れた場所は、平安神宮、永観堂、南禅寺、知恩院、八坂神社の5カ所の神社とお寺です。

誰もが知る名所ばかりですが、桜と調和する景観はさらに美しく、神聖な雰囲気が一層引き立っていました。

そのほか、道中にあった歴史上人物ゆかりの遺跡なども見てきました。

 

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岡崎公園の駐車場に車を1日駐車し、徒歩でぐるりと廻ってきました。

歩いた歩数は3万歩。途中で携帯電話の充電が切れてしまったので、正確なアプリの歩数は把握できませんが、

実際はそれ以上歩いてます。

 

 

## 1. 平安神宮

まず最初に向かったのは、平安神宮。

平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895)に第50代桓武天皇を御祭神として創建されました。

シンボルにもなっている大鳥居、朱色の大鳥居が印象的です。

 

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正面の応天門前の左手に置かれているのは、日本最初の電気鉄道電車。重要文化財に指定されています。

 

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こちらが応天門。

 

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拝殿である大極殿は修復工事中。

外観は拝見することはできませんでしたが、中に入ることはでき、参拝してきました。

 

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平安神宮は明治28年に創建されてから、令和7年の今年は御鎮座130年の式年を迎えます。

それに伴い、伝統文化財の維持保存のために、順次修復されているようです。

総事業費14億5千万円、奉賛予定額4億円。金額に驚きです。

 

 

右が蒼龍楼、左が白虎楼。

 

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大極殿の前に植えられているのは、左近の桜と右近の橘です。

蒼龍楼を背景に、皆さん熱心に桜を撮影されていました。

 

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参拝が終わったら、平安神宮神苑へ。

 

平安神宮は桜の名所としても知られていて、神苑には約300本の桜が咲いているそうです。

神苑は、社殿を取り囲むように東・中・西・南の4つの庭からなる広大な池泉回遊式庭園です。

今回初めて、神苑も見てきました。

 

谷崎潤一郎の「細雪」にも登場する紅しだれ桜。優美な姿に思わずうっとり。

 

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ソメイヨシノやしだれ桜など境内のいたるところで異なる種類の桜が楽しめます。

 

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池に浮かぶ飛び石の「臥龍橋」

これを見ると渡らずにはいられません!

 

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街なかにあるとは思えない静けさ。

 

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桜以外にも、さまざまな花が咲いていました。

 

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神苑の中でも一番広大な庭園が東神苑。

静かで厳かな空気の中、心が洗われるような時間でした。

 

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泰平閣を渡ります。泰平閣から見る庭園も美しかったです。

 

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泰平閣を渡ると、結婚式の写真撮影が行われていました。

 

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こちらにある石柱は、豊臣秀吉によって作られた三条大橋と五条大橋の橋脚に使われていたものです。

先ほど渡った臥龍橋も同じ石柱が使われています。

 

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石柱を過ぎると、神苑の出口です。

白虎楼から入場して蒼龍楼から出てきました。

 

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平安神宮前にある岡崎公園ではイベントが開催されていて、沢山の方が訪れていました。

猿回しやよさこい踊りが行われていたり、屋台の出店もあって非常に賑やかでした。

 

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京セラ美術館。

 

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モダンなデザインと伝統的な京都の風情が融合した美しい外観が印象的です。

館内には入りませんでしたが、外から眺めるだけでも、その洗練されたデザインと周囲の自然との調和に心惹かれました。

 

 

大鳥居の前に架かる橋から見渡す琵琶湖疏水の眺めも良いです。

 

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琵琶湖疎水は京都の歴史的な水路であり、琵琶湖から京都へと水を引くために作られたものです。

こちらの桜並木も圧巻。屋形船が風情を感じます。

 

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春のこの季節は、桜や新緑が美しく、静かな流れとともに心が癒されました。

 

 

京セラ美術館の隣は「京都市動物園」

 

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動物園の横を通って永観堂に向かっていると「白河院址」がありました。

もとは藤原良房の別荘で、藤原一族によって代々受け継がれてきたのですが、平安時代に白河天皇に献上し、

白河天皇によって法勝寺が建立された地です。

 

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現在、白河院の遺構はほとんど残っていませんが、当時の庭園や建物の一部は、京都市内の史跡として保存されています。

 

 

## 2. 永観堂

次に向かったのは、永観堂。正式には禅林寺といい、仁寿3年(853)の創建です。

こちらは秋の紅葉で有名ですが、春の桜も見事でしたよ。

 

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建物は本格的な書院造り。

堂内は長谷川等伯や狩野派の華やかな襖絵で飾られており、とても見応えがありました。

 

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各お堂は渡り廊下でつながっており、多彩な庭園が点在。

まるで絵画のような風景に写真を撮る手が止まりませんでした。

 

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堂内は撮影禁止ですが、庭園撮影はできました。

 

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境内で最も高い場所にあるのが多宝塔です。

 

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こちらは、外から見た阿弥陀堂。

豊臣秀吉の息子である豊臣秀頼により、慶長12年(1607)に大阪の四天王寺から移築された建物です。

 

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阿弥陀堂に祀られているのは、お顔をななめ後ろに向けている珍しいお姿の「みかえり阿弥陀」です。

後方を振り向く姿は、「思いやり深く周囲を見つめる姿勢」「愛や情けをかける姿勢」「遅れた者たちを待つ姿勢」など

慈悲の姿が現されているそうです。

撮影はできませんが、穏やかな優しいお顔が印象的でした。

 

 

開山堂へと向かう階段状の回廊が「臥龍廊」

山の斜面に沿って作られていて、1本の釘も使われていないんだそう。

 

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桜の花びらが風に乗って、廊下に舞い散る様子もまさに絶景でした。

 

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甘茶が用意されていたので、庭園を見ながら暖かいお茶のひとときを楽しみました。

 

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建物の外へ出て、石段を上がって多宝塔へ。

そこは京都の街並みを一望できる絶景スポットでした。

 

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多宝塔が建つ場所はスペースが狭く、ここからは多宝塔全体を写真に収めることは出来ませんでした。

 

下に降りて境内を散策。

こちらは「勅使門」。天皇の使者・勅使が寺院に参向した際に出入りに使われる門です。

 

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御影堂

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この放生池の周りや、境内のいたる所に紅葉が植えられていたので、秋にも一度訪れてみたいところです。

 

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放生池越しに多宝塔を撮影。

 

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絵になりますね 。

暖かい陽光とさわやかな風に包まれながら、春の京都の風情を存分に味わいました。

 

 

お次は、新島襄と八重のお墓へ。

 

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京都の風情ある散策路「哲学の道」。

 

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哲学の道に到着すると、木々に囲まれた小さな鳥居と石段が見えてきます。

そこが熊野若王子神社。

 

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境内はこぢんまりとしていますが、永暦1年(1160)に後白河天皇が永観堂の守護神として造られた神社です。

 

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熊野若王子神社を通り過ぎ、山道を登ります。

 

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かなりの急坂です。

階段で整備されていますが、登り口でお助け杖をお借りました。

 

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登ること20分、お墓に到着。

 

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新島襄は同志社大学の創設者。

お墓はシンプルながらも、静謐な空気に包まれており、彼の志と努力を偲ぶことができました。

 

隣には、妻の八重の墓。

八重は幕末の会津藩で砲術師範の娘として会津戦争を戦った「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた方です。

 

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この場所に立つと、彼らが歩んだ激動の時代と、その中で揺るぎない信念を持ち続けた姿が目に浮かびます。

静かに手を合わせながら、未来を切り拓いた先人たちの思いに思いを馳せました。

 

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この日は同志社の女子学生の方が沢山訪れていて、お墓を清掃されていました。

お借りした杖はこちらで返却しました。

 

 

次は南禅寺へ。道中にあったのが、東山高校。

 

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バレーボール日本代表の高橋藍選手や、サッカー日本代表の鎌田大地選手などを輩出している有名校。

周辺には観光名所が沢山あり、歴史的な街並みや自然に囲まれた環境で学ぶことができるのはいいですね。

 

水の流れがきれいだったので、立ち止まって撮影。水の流れに潤されます。

 

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##3. 南禅寺

南禅寺は京都を代表する禅寺の一つ。

正応4年(1291)に鎌倉時代の禅僧・無関普門(むかんふもん)によって創建されました。

室町時代には、足利義満によって大規模な伽藍の整備が行われ、京都の禅宗の中心地として発展しました。

 

大寂門をくぐって南禅寺の境内へ。

 

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国宝「方丈」や、「三門」をはじめとした重要文化財、国名勝の方丈庭園など、境内には見どころが豊富です。

 

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まずは重要文化財の三門。

 

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大坂夏の陣で戦った武将や兵士の慰霊のために藤堂高虎により寄進された門です。

 

高さ22メートルの巨大な三門は、重厚感のある威風堂々とした佇まいです。

南禅寺の象徴とも言える存在ですね。

 

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三門の楼上に上がることもできます。

 

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石畳の道と桜のコントラストが印象的でした。まさに絶景。

歌舞伎「楼門五三桐」で天下の大泥棒・石川五右衛門が発した名セリフ「絶景かな、絶景かな」は有名です。

 

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こちらは法堂。

天井には画家・今尾景年による幡龍の絵が掲げられていました。

 

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満開の桜が境内を彩り、美しい。

 

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方丈を拝観。静寂な雰囲気が漂います。

狩野探幽作の「水呑みの虎」をはじめとする襖絵は見どころありました。

 

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風情溢れる枯山水庭園。

 

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縁に腰を下ろして、美しく手入れされた庭園をゆっくりと眺めたいところですが、

まだまだ見たいところがいっぱいあるので先を急ぎます!

 

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赤レンガのアーチ「水路閣」

ここだけ近代的な香りが漂う、ノスタルジックな景観。

 

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人気スポットなので観光客を写さないで写真を撮るのは難しいですね。

 

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南禅寺の境内にある「天授庵」

ここも庭園で有名。枯山水と池泉回遊式の2つの庭園があります。

 

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建物内部は拝観できませんが、お庭を見て廻ることができます。

 

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多くの方が縁側に腰かけて、景色に見入っていました。

 

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池に黄金色の鯉が! なにか良いことがありそう♪

 

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山名宗全(やまなそうぜん)のお墓がある「真乗院」

山名宗全は室町時代の武将であり、応仁の乱で細川勝元と11年間にわたり対立した人物です。

 

この応仁の乱の兵火により、南禅寺は寺全体が焼失してしまったのです。

その後、 徳川家康の側近・以心崇伝(いしんすうでん)により南禅寺は再建されました。

 

中には入れなかったので、門の前にある石柱を撮影してきました。

 

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最後に「金地院」も見てきました。

 

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もともとは室町時代に足利義持が創建。その後、慶長10年(1605)に南禅寺の住職・以心崇伝が復興・再建した

お寺です。

建物は伝統的な建築様式で禅の精神を感じさせる落ち着いた空間でした。

 

石畳を進んでいくと東照宮があります。

 

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こちらが東照宮。

 

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徳川家康の厚い信頼を得ていた以心崇伝。東照宮には家康の遺髪と念持仏が納められています。

天井には狩野探幽による「鳴龍(なきりゅう)」が描かれていました。

 

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手を伸ばして撮ってみたけど、上手く撮ることはできず。

 

静謐な風景が広がる特別名勝の「鶴亀の庭」

今日はいくつもの庭園を見てきましたが、一番心が落ち着ける場所だったかも。

 

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「この門を入れば 涼風おのづから」

境内を歩きながら、歴史の重みと春の息吹を感じることができた南禅寺。

 

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これにて南禅寺を離れ、次の目的地へと向かいますが、記事が長くなってしまったので続きは次回に。

京都の歴史的なスポットを巡った旅の思い出はまだまだ続きます!

 

 

【KAJIグループ新工場見学レポート】未来を創る最先端の現場に潜入! (2025.04.25)

経理部の松田です。

 

今日は、私が先日訪れたKAJIグループの新工場についてのレポートをお届けします。

最新の設備と熱意あふれるスタッフの皆さんに触れ、未来のものづくりの現場を体感してきました。

 

4月10日にKAJIグループが石川県かほく市に日本最大級の産業観光施設「KAJI FACTORY PARK」をオープン。

KAJIグループのテキスタイルブランド「KAJIF(カジフ)」を通じて、生地がどのように作られているのか、

実際の生地製造の現場を見学できるほか、北陸のものづくりを紹介するセレクトショップや

地元食材を使用したレストランも併設されていました。

 

 

まずは外観から圧倒される規模感

 

KAJIグループは金沢の繊維メーカー。極薄のナイロン織物の製造技術と品質は世界トップレベルです。

KAJI FACTORY PARK は「日本の繊維を元気にしたい」という想いから、

単なる工場ではなく、産業観光を通じて繊維業界の可能性を発信する挑戦の場として建設されました。

 

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広い敷地に、モダンなデザインの外壁とエコを意識した緑豊かな環境が調和していて、まさに未来志向の工場という印象です。

 

 

いざ、内部へ!最先端の生産ライン

 

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建物内に入ると、まず目に飛び込んできたのは「クリール」といわれる経糸を整える準備工程で使用する糸掛スタンド。

クリールには600-800本の糸が掛けられ 、各コーンから繰り出された糸がその先にある「ビーム」に巻き取られます。

 

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こちらが「ビーム」。クリールから繰り出された糸を巻き取る大型の糸巻きボビンです。

細い糸がビームにつながっているのがわかりますか?

 

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この経糸を整える作業が製品のクオリティに大きく影響するのだそう。

実際に工場で使用されている機械と同仕様のものです。

 

 

まずは工場見学!最先端の生産現場を間近に

 

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「KAJIF」の多様な生地の特徴や織物の製造工程を見ながら、織物の構造を学べるようになっていました。

ロゴに使用されている「79」は金の元素番号を表していて、金が高価な価値を持つことになぞられているとのこと。

 

KAJIFは糸の開発から織り、編み、染色、加工の選定まで、すべての工程を自社で企画・設計しています。

 

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モンクレールやヘルノなどのダウンジャケットにもKAJIFの合成繊維が使用されています。

世界のトップブランドに採用されるほど高品質な製品です。

 

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織物とは何か?

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製造工程パネル

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日本の繊維産地を紹介したパネルと生地

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世界的にも高い技術を持つ日本の繊維。繊維産地の素材に触れて特徴を知ることができます。

北陸は古くから織物製造が盛んな地域。日本三大繊維産地の一つとして重要な役割を果たしています。

 

 

実際の製造現場。広々とした生産ラインが目の前に広がります。

 

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最新鋭の自動化ライン。

 

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ウォータージェット織機が整然と並び、その精密さとスピードに驚きました。

水の力で緯糸を飛ばしながら織り上げていくそうです。緯糸は1分間に500回以上飛ばすことができ、そのスピードは時速180km。

その光景は近未来的です。

 

 

音量にご注意!

 

 

 

 

オリジナルブランド商品と地域の工芸品

 

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KAJIグループのオリジナルブランド商品と北陸産の伝統工芸品が販売されていました。

 

 

「TO&FRO」は軽量・機能性を追求したトラベル雑貨ブランド。

 

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「K-3B」はファクトリーブランド。

 

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「79 COLLECTION」は北陸のものづくりを紹介するセレクトショップ。

 

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輪島塗や能登島ガラス工房で作られた風鈴やガラス食器なども。

 

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福井県鯖江市の眼鏡フレームの素材を利用して作られたアクセサリー。

 

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高品質な素材を使ったアイテムやデザイン性の高い商品が並び、見ているだけでワクワクしました。

また、KAJIFの生地を使ったワークショップも開かれていました。

 

 

見学の途中には、工場併設のレストランで休憩。

広々とした空間でゆっくりと食事を楽しむことができます。

 

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家族で楽しめる!自然と触れ合えるスペース

 

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敷地内には子ども用の遊具や多数のベンチなども配置されていました。

家族連れの方も多くいらしてたので、のんびりと自然と触れ合えるスペースがあるのはいいですね。

 

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晴れた日は立山連峰も眺めれるのかな?

 

 

地域の産業を知ることができる貴重な体験

 

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工場見学を通して、普段見られない裏側や技術の粋を感じることができ、繊維の魅力を楽しむことができました。

また、効率的かつ高品質な製品を生み出している様子に感動しました。

最新技術と革新への取り組みは、未来への強い意志と技術力の証なのではないでしょうか。

 

新工場「KAJI FACTORY PARK」は単なる生産拠点だけでなく、さまざまな付加価値を創出する場なんだと感じます。

工場見学を通して、訪問者に技術や繊維の魅力を知ってもらうことで、自社ブランドの価値が高まります。

訪問者にとっても、地域の産業を知る学びや体験、購買の機会になりそうです。

 

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産業観光施設として内容盛りだくさんの楽しい一日でした。

 

 

 

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