経理部の松田です。
今年のゴールデンウィーク前半に立山の「雪の大谷」を見てきました。
一生に一度は見てみたい!
そう思いながら数年が経ち、今年の春にようやくその機会が巡ってきました。
「雪の大谷」が見られるのは4月中旬から6月中旬までの2か月間だけです。
ゴールデンウィーク中のアルペンルートは混雑が予想される為、
当日乗車券の販売が制限される可能性があるということだったので、早朝に自宅を出発したのですが、
途中でカメラを忘れたことに気づき、自宅に取りに戻るという失態を… 1時間のロスは痛い。
立山駅に7時半に到着。
立山駅前の駐車場はすでに満車。常願寺川沿いの臨時駐車場に誘導され駐車しました。
きっぷ売り場にはさぞかし長い行列が出来ているだろうと思いきや、誰もいなかった?!
というわけで、すんなりときっぷ購入。(年々値上がりするきっぷ代)
室堂まではケーブルカーと高原バスを乗り継いで行きます。
夏・秋の立山には何度か来ていますが、雪に覆われた春の立山を見るのは初めてです。
車窓からの景色を見て、すでに大興奮。
立山連峰の前衛峰的な存在、鍬崎山
北アルプスの女王、薬師岳
バスの乗車時間は約50分とわりと長いのですが、立山杉や称名滝、弥陀ヶ原など見どころはいっぱいです。
室堂が近づくにつれ、車道脇の雪の壁も高くなってきました。
室堂に到着。
ここは標高2450mの冬の世界。立山連峰は完全に雪に覆われています。
気温は10度以下だったのですが、今日は快晴だったので全然寒くなかったです。
立山黒部アルペンルートの春のイベントといえば、「雪の大谷」!
間近で見る雪の壁は想像以上の迫力です。
雪壁の断面からどのように雪が降り積もったかを知ることができ、雪の大谷をさらに楽しむことができます。
そびえ立つ大迫力の雪の壁。
2024年の最も高い地点は14m。20mに迫る高さになることもあるんだそう。
パノラマロードを歩きます。
雪の照り返しが強いのでサングラス必須です。
大パノラマのなかでゆっくり立山の大自然を眺めます。
みくりが池方面へ。広大な雪原ウォークが楽しい。
たいしたことのないアップダウンですが、雪の上はなかなか歩きづらい。
足に堪えます。
みくりが池。雪が湖面を覆っていて真っ白。
みくりが池温泉は、標高2410mにある日本一高所の天然温泉。
いつも日帰り登山なので、一度は宿泊してゆっくり温泉に浸かってみたいです。
後ろから可愛らしい雪上車が走ってきました。これまたレアな光景。
階段もなんのその。
運が良ければライチョウに会えるのかな?と思っていたら、早速、ライチョウを発見!
みくりが池温泉そばのハイマツの中にいました。
こちらはメスのライチョウ。まだ真っ白な冬毛です。ぷくっと丸くなっててかわいい。
こちらはオスのライチョウ。木の芽を啄んでます。先程のメスとつがいのようです。
ライチョウは国の特別天然記念物。近年、生息数が激減し、絶滅の恐れが高まっているんです。
運が良ければなんて思っていたけど、この後も信じられないくらい沢山のライチョウと出会うことができました。
みくりが池を見下ろします。
先程の看板があった所からは見えなかったけど、少しづつ雪解けが始まっていますね。
美しい湖面が姿を現し始めていました。
みくりが池温泉から少し進んだ先にもライチョウ。
カメラを構えた方々が教えてくれました。
この時期はライチョウに出会えるチャンスが多いようで、ライチョウ撮影を目的に立山に来ている方も多かったです。
みくりが池の周りを廻って室堂平へ向かいます。
一面真っ白の銀世界。
動物の足跡もありますね。雪原に描いた芸術作です。
室堂平にもライチョウ。4羽ぐらいいたかな。
ライチョウがいる場合はそこに人だかりができていることが多いです。
人間のそばを悠々と歩いていくライチョウに驚きです。
マナーを守り、離れた場所からそっとライチョウを見守りましょう。
室堂ターミナルと立山自然保護センターを結ぶ通路には「雪の回廊」が出来ていました。
4月頃は高さ8m超えの雪の回廊です。
真っ白な雪と青い空のコントラストが爽快です。
目の前に立山連峰の大絶景!
大自然の雄大さよ!
帰るのが惜しくて、いつまでも絶景を見ていたかったです。
バスターミナルには沢山の観光バスが止まっていました。
今朝はツアー客より先に立山駅に着いたことでスムーズにきっぷの購入ができ、混雑を回避できたのかもしれません。
標高3,000m級の峰々が連なる立山。
初めて見た一面の銀世界と雪の大谷は想像以上の絶景でした。