経理部の松田です。
奈良旅の2日目は、歴史と自然を満喫する充実の一日となりました。
朝早くから法隆寺を訪れ、世界遺産の荘厳な雰囲気に圧倒されました。
次に、藤ノ木古墳へ足を運び、静かな古墳の風景を楽しみ、その後、聖徳太子ゆかりの達磨寺へ向かい、心静かにお参りを。
続いて、筒井順慶の墓所を訪れ、戦国時代の歴史に思いを馳せました。
一日の締めくくりとして、東大寺へ向かいました。
前回と同じ東向北商店街近くのコインパーキングに車を停めました。
驚いたことに、隣には同じ金沢ナンバーの車が止まっていて、ちょっとした親近感を覚えました。
せっかくなので、興福寺も訪れてきました。
早速、鹿に出会えてラッキー!と思ったのですが、いやいや、この辺りでは鹿は普通に見られる光景ですから。
奈良の風景に溶け込んで、まるで自然の一部のように鹿たちがのんびりと歩いています。
それでも、やっぱり奈良に来たら鹿に会いたい!という夢が叶った瞬間はやっぱり格別。
念願かなって大満足です。
昨年の1月に訪れた際は五重塔の修復工事の影響で拝観できなかった東金堂(国宝)が、今回は見られるようになっていました。
ただ、今回は見ずに次回に持ち越すことにしました。
東金堂は、726年に聖武天皇が、叔母の元正太上天皇の病気平癒を祈って建立。
5度の焼失と再建を経て、現在の建物は1415年の室町時代に再建されたものです。
前回訪れたときは中金堂の内部を拝観したので、今回は外観だけじっくりと眺めることにしました。
やはり、外観の趣もまた格別ですね。
こちらは南円堂。
一方、興福寺で最古の建築物とされる三重塔(国宝)も見逃せません。
実は、前回は夜に見たので、その迫力や細部の美しさがよく分かりませんでした。
今回は日中の明るい光の中でじっくりと観賞できて、やっぱり素晴らしいと改めて感じました。
三重塔の前には、「摩利支天石」と呼ばれる巨石があります。
これは、興福寺子院の宝蔵院の院主だった覚禅房胤栄の守り本尊の石です。
摩利支天は陽炎を神格化した女神で、護身や勝利を司り、日本では古くから武士の守護神として信仰されてきました。
胤栄は十文字槍を用いた宝蔵院流槍術の創始者として知られており、胤栄はこの大石に摩利支天を祀り、
武芸の上達を願ったと伝えられています。
もともとは宝蔵院の庭にあった石で、その後廃寺となった宝蔵院から移されてきたのだそうです。
こちらは北円堂(国宝)で、三重塔と並び、興福寺に残る最も古い建物です。
運慶作の弥勒如来坐像や、無著・世親菩薩立像(いずれも国宝)が安置されていますが、
これらの像は通常非公開で、見ることができるのは限られた特別公開の時だけです。
いつかその機会に訪れることができればいいのですが…
「薪能金春発祥地」の石碑を見つけました。
ここは能の金春流の発祥地だそうです。
実は、金沢は「空から謡が降ってくる」と言われるほど、能の盛んな土地。
そんな中、金春流とも深い関係があることをご存じですか?
歴史をちょっと掘り下げると、初代加賀藩主の前田利家は能好きで、豊臣秀吉の影響を受けて金春流を好んでいたんですよ。
5代藩主の前田綱紀のとき、江戸幕府の5代将軍・徳川綱吉にならって宝生流を取り入れ、これを手厚く保護したため、
金沢では「加賀宝生」と呼ばれるほどに宝生流の能が盛んになりました。
実は、これらの歴史は昨年受けた金沢検定の参考書にも載っていて、その時に初めて知りました。
金沢の能の歴史は本当に奥深いです。
今回は興福寺の境内を一周してみました。
広い境内をゆったりと歩きながら、歴史ある建物や自然の風景を楽しむことができ、心が落ち着くひとときでした。
奈良公園内を歩いて東大寺へ向かいます。
奈良国立博物館。
奈良国立博物館の敷地内には、「宝蔵院流鎌槍発祥之地」の碑があります。
ここはかつて宝蔵院があった場所であり、先ほどブログ内で触れた摩利支天石があった場所でもあります。
歴史のあった場所に立てられた碑を見ながら、宝蔵院流槍術のルーツにちょっと触れられるのも、なかなか面白い体験でした。
鹿とのツーショットを狙ってカメラを構えるけど、なかなか絶妙な瞬間が訪れてくれません。
「こっち向いて!」って鹿に指示したい気分です。
でも、そんなちょっとした苦労も、写真を見るたびに思い出とともに笑みがこぼれます。
いよいよ本日最後の目的地、東大寺に到着です!
境内にはたくさんの鹿がのんびりと歩いていて、鹿とふれあえる観光スポット。
そういえば、前回東大寺と書かれた石碑を撮るのをすっかり忘れてしまったのがちょっと悔しいです。
まずは正門の南大門。
日本最大の仁王像が堂々と迎えてくれて、その迫力はいつ見ても圧巻ですね。
門をくぐると、次は中門です。
中門の格子越しに遠くに見える大仏殿をパシャリ。
今回、東大寺を訪れたのは、二月堂をぜひ見てみたかったからです。
夕方の時間帯だったので、二月堂から奈良市内の夜景も楽しめるかなと期待していました。
古い寺院と夜景の組み合わせは、きっと素敵な風景になるだろうと思いながら、わくわくしながら訪れました。
階段を登っていくと、なんと鹿たちがお出迎えしてくれました。
自然の中でのんびりと佇む姿に、思わずほっと心が和みました。
二月堂へ続く階段を登ると、提灯に優しい灯りがともっていて、なんとも幻想的な雰囲気でした。
夕焼けを期待していたのですが、残念ながら空の色合いはちょっと物足りなくて、少し期待外れ。
でも、その代わりに素敵な出会いもありました。
近くに住むおじさんとお話しする機会があったのですが、彼は「昨日の夕焼けはきれいだったよ」と、
昨日の空がオレンジ色に染まった絶景の写真を見せてくれました。
おじさんの話によると、奈良に宿泊する人は意外と少なくて、大半は日帰りで訪れているそうです。
みんな大阪や京都に宿をとって、ちょっと足を伸ばす感じなのだとか。
奈良は見どころ満載の魅力的な場所だから、日帰りじゃもったいない!
今回私は奈良に2泊していますが、奈良の静かな古都の空気や歴史的な寺社仏閣、自然の風景をじっくり味わうなら、
やっぱり泊まってゆっくりするのがおすすめですよ!
二月堂といえば、やはり「お水取り」が有名ですよね。
この行事では、大きな松明が二月堂の回廊で力強く振り回され、その激しい火の粉や熱によって、回廊の手すりはすり減っています。
ぜひ一度、お水取りの様子を実際に見てみたいです。
日没を過ぎると街に灯りがともり、二月堂からの夜景を楽しむことができました。
夜景を狙って訪れている方も多く、皆さんそれぞれの時間を静かに満喫している様子でした。
土塀の風情がなんともフォトジェニック。
中門まで戻ってまいりました。
明日は大晦日で、今日は比較的観光客が少ないように感じましたが、明日になると一段と賑わうことでしょうね。
暗闇の中に映える仁王像は、昼間に見るよりも一層迫力を増しているように感じられました。
先ほどお会いしたおじさんとこちらでも再会し、ちょうど18時に消灯されると伺ったため、
その瞬間に消えるのを確認して東大寺を後にしました。
最後に振り返ると、奈良の旅は歴史と自然、そして偶然の出会いも楽しめる、とても素敵な時間になりました。
奈良は一度だけじゃなく、何度でも訪れたい場所のひとつです。
訪れるたびに新しい発見があり、その奥深さに飽きることがありません。
次回の旅では、また違った角度から奈良の魅力を探しながら、素敵な時間を過ごしたいと思います。






































