入社以来20数年、受付一筋 竹林です。
京都 迎賓館、京都市中心部 深い緑に包まれた京都御苑の中に、京都迎賓館があります。
海外からの賓客に対し、歴史的・文化的に日本の理解と友好を深めていただくことを目的に
平成17年に開館しました。
以前テレビで紹介されたのを見て、是非実際に見てみたいと思っていたところ、
7月から一般公開される事になり真夏の京都に行って来ました。
夕映えの間?大臣会合などの会議や立礼式のお茶のおもてなし、晩餐の待合としても
使用されています。
東西の壁面は、比叡山を月が照らす様を描いた「比叡山月映」、愛宕山に夕日が沈む様を
描いた「愛宕夕照」、いづれも綴れ織の技法を用いた織物です。
藤の間?京都迎賓館で最も大きな部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されて
います。
舞台では、舞・能や琴の演奏、雅楽などが披露されます。
壁面装飾は綴れ織り、舞台扉は截金(きりかね)の技法が使われています。
桐の間?和食を提供する「和の晩餐室」です。
襖の唐紙など各所に「五七の桐」が見られますが、京都迎賓館の紋章でもあります。
座卓は全長12メートル、漆の一枚仕上げ、素晴らしいの一言でした。
庭園?広大な池が、まわりの建物に解け合うように配置されています。
廊橋を境に池の水深が変わっており、北側の池には錦鯉が放たれています。
日本の歴史、文化を象徴する都市・京都。
この迎賓館に生きる伝統的技能を見て、日本の素晴らしさを感じた一日でした。