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【春の京都旅】桜咲く古都の魅力を満喫してきました。 (2025.05.23)

経理部の松田です。

 

昨年に続き、今年も桜咲く季節に京都へ行ってきました。

京都の春は、まさに絶景の連続。歴史と自然が織りなす風景に心が奪われました。

 

今回訪れた場所は、平安神宮、永観堂、南禅寺、知恩院、八坂神社の5カ所の神社とお寺です。

誰もが知る名所ばかりですが、桜と調和する景観はさらに美しく、神聖な雰囲気が一層引き立っていました。

そのほか、道中にあった歴史上人物ゆかりの遺跡なども見てきました。

 

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岡崎公園の駐車場に車を1日駐車し、徒歩でぐるりと廻ってきました。

歩いた歩数は3万歩。途中で携帯電話の充電が切れてしまったので、正確なアプリの歩数は把握できませんが、

実際はそれ以上歩いてます。

 

 

## 1. 平安神宮

まず最初に向かったのは、平安神宮。

平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895)に第50代桓武天皇を御祭神として創建されました。

シンボルにもなっている大鳥居、朱色の大鳥居が印象的です。

 

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正面の応天門前の左手に置かれているのは、日本最初の電気鉄道電車。重要文化財に指定されています。

 

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こちらが応天門。

 

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拝殿である大極殿は修復工事中。

外観は拝見することはできませんでしたが、中に入ることはでき、参拝してきました。

 

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平安神宮は明治28年に創建されてから、令和7年の今年は御鎮座130年の式年を迎えます。

それに伴い、伝統文化財の維持保存のために、順次修復されているようです。

総事業費14億5千万円、奉賛予定額4億円。金額に驚きです。

 

 

右が蒼龍楼、左が白虎楼。

 

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大極殿の前に植えられているのは、左近の桜と右近の橘です。

蒼龍楼を背景に、皆さん熱心に桜を撮影されていました。

 

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参拝が終わったら、平安神宮神苑へ。

 

平安神宮は桜の名所としても知られていて、神苑には約300本の桜が咲いているそうです。

神苑は、社殿を取り囲むように東・中・西・南の4つの庭からなる広大な池泉回遊式庭園です。

今回初めて、神苑も見てきました。

 

谷崎潤一郎の「細雪」にも登場する紅しだれ桜。優美な姿に思わずうっとり。

 

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ソメイヨシノやしだれ桜など境内のいたるところで異なる種類の桜が楽しめます。

 

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池に浮かぶ飛び石の「臥龍橋」

これを見ると渡らずにはいられません!

 

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街なかにあるとは思えない静けさ。

 

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桜以外にも、さまざまな花が咲いていました。

 

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神苑の中でも一番広大な庭園が東神苑。

静かで厳かな空気の中、心が洗われるような時間でした。

 

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泰平閣を渡ります。泰平閣から見る庭園も美しかったです。

 

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泰平閣を渡ると、結婚式の写真撮影が行われていました。

 

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こちらにある石柱は、豊臣秀吉によって作られた三条大橋と五条大橋の橋脚に使われていたものです。

先ほど渡った臥龍橋も同じ石柱が使われています。

 

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石柱を過ぎると、神苑の出口です。

白虎楼から入場して蒼龍楼から出てきました。

 

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平安神宮前にある岡崎公園ではイベントが開催されていて、沢山の方が訪れていました。

猿回しやよさこい踊りが行われていたり、屋台の出店もあって非常に賑やかでした。

 

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京セラ美術館。

 

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モダンなデザインと伝統的な京都の風情が融合した美しい外観が印象的です。

館内には入りませんでしたが、外から眺めるだけでも、その洗練されたデザインと周囲の自然との調和に心惹かれました。

 

 

大鳥居の前の橋から見渡す琵琶湖疏水の眺めも良いです。

 

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琵琶湖疎水は京都の歴史的な水路であり、琵琶湖から京都へと水を引くために作られたものです。

こちらの桜並木も圧巻。屋形船が風情を感じます。

 

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春のこの季節は、桜や新緑が美しく、静かな流れとともに心が癒されました。

 

 

京セラ美術館の隣は「京都市動物園」

 

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動物園の横を通って永観堂に向かっていると「白河院址」がありました。

もとは藤原良房の別荘で、藤原一族によって代々受け継がれてきたのですが、平安時代に白河天皇に献上し、

白河天皇によって法勝寺が建立された地です。

 

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現在、白河院の遺構はほとんど残っていませんが、当時の庭園や建物の一部は、京都市内の史跡として保存されています。

 

 

## 2. 永観堂

次に向かったのは、永観堂。正式には禅林寺といい、仁寿3年(853)の創建です。

こちらは秋の紅葉で有名ですが、春の桜も見事でしたよ。

 

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建物は本格的な書院造り。

堂内は長谷川等伯や狩野派の華やかな襖絵で飾られており、とても見応えがありました。

 

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各お堂は渡り廊下でつながっており、多彩な庭園が点在。

まるで絵画のような風景に写真を撮る手が止まりませんでした。

 

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堂内は撮影禁止ですが、庭園撮影はできました。

 

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境内で最も高い場所にあるのが多宝塔です。

 

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こちらは、外から見た阿弥陀堂。

豊臣秀吉の息子である豊臣秀頼により、慶長12年(1607)に大阪の四天王寺から移築された建物です。

 

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阿弥陀堂に祀られているのは、お顔をななめ後ろに向けている珍しいお姿の「みかえり阿弥陀」です。

後方を振り向く姿は、「思いやり深く周囲を見つめる姿勢」「愛や情けをかける姿勢」「遅れた者たちを待つ姿勢」など

慈悲の姿が現されているそうです。

撮影はできませんが、穏やかな優しいお顔が印象的でした。

 

 

開山堂へと向かう階段状の回廊が「臥龍廊」

山の斜面に沿って作られていて、1本の釘も使われていないんだそう。

 

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桜の花びらが風に乗って、廊下に舞い散る様子もまさに絶景でした。

 

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甘茶が用意されていたので、庭園を見ながら暖かいお茶のひとときを楽しみました。

 

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建物の外へ出て、石段を上がって多宝塔へ。

そこは京都の街並みを一望できる絶景スポットでした。

 

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多宝塔が建つ場所はスペースが狭く、ここからは多宝塔全体を写真に収めることは出来ませんでした。

 

下に降りて境内を散策。

こちらは「勅使門」。天皇の使者・勅使が寺院に参向した際に出入りに使われる門です。

 

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御影堂

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この放生池の周りや、境内のいたる所に紅葉が植えられていたので、秋にも一度訪れてみたいところです。

 

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放生池越しに多宝塔を撮影。

 

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絵になりますね 。

暖かい陽光とさわやかな風に包まれながら、春の京都の風情を存分に味わいました。

 

 

お次は、新島襄と八重のお墓へ。

 

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京都の風情ある散策路「哲学の道」。

 

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哲学の道に到着すると、木々に囲まれた小さな鳥居と石段が見えてきます。

そこが熊野若王子神社。

 

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境内はこぢんまりとしていますが、永暦1年(1160)に後白河天皇が永観堂の守護神として造られた神社です。

 

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熊野若王子神社を通り過ぎ、山道を登ります。

 

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かなりの急坂です。

階段で整備されていますが、登り口でお助け杖をお借りました。

 

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登ること20分、お墓に到着。

 

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新島襄は同志社大学の創設者。

お墓はシンプルながらも、静謐な空気に包まれており、彼の志と努力を偲ぶことができました。

 

隣には、妻の八重の墓。

八重は幕末の会津藩で砲術師範の娘として会津戦争を戦った「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた方です。

 

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この場所に立つと、彼らが歩んだ激動の時代と、その中で揺るぎない信念を持ち続けた姿が目に浮かびます。

静かに手を合わせながら、未来を切り拓いた先人たちの思いに思いを馳せました。

 

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この日は同志社の女子学生の方が沢山訪れていて、お墓を清掃されていました。

お借りした杖はこちらで返却しました。

 

 

次は南禅寺へ。道中にあったのが、東山高校。

 

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バレーボール日本代表の高橋藍選手や、サッカー日本代表の鎌田大地選手などを輩出している有名校。

周辺には観光名所が沢山あり、歴史的な街並みや自然に囲まれた環境で学ぶことができるのはいいですね。

 

水の流れがきれいだったので、立ち止まって撮影。水の流れに潤されます。

 

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##3. 南禅寺

南禅寺は京都を代表する禅寺の一つ。

正応4年(1291)に鎌倉時代の禅僧・無関普門(むかんふもん)によって創建されました。

室町時代には、足利義満によって大規模な伽藍の整備が行われ、京都の禅宗の中心地として発展しました。

 

大寂門をくぐって南禅寺の境内へ。

 

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国宝「方丈」や、「三門」をはじめとした重要文化財、国名勝の方丈庭園など、境内には見どころが豊富です。

 

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まずは重要文化財の三門。

 

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大坂夏の陣で戦った武将や兵士の慰霊のために藤堂高虎により寄進された門です。

 

高さ22メートルの巨大な三門は、重厚感のある威風堂々とした佇まいです。

南禅寺の象徴とも言える存在ですね。

 

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三門の楼上に上がることもできます。

 

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石畳の道と桜のコントラストが印象的でした。まさに絶景。

歌舞伎「楼門五三桐」で天下の大泥棒・石川五右衛門が発した名セリフ「絶景かな、絶景かな」は有名です。

 

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こちらは法堂。

天井には画家・今尾景年による幡龍の絵が掲げられていました。

 

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満開の桜が境内を彩り、美しい。

 

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方丈を拝観。静寂な雰囲気が漂います。

狩野探幽作の「水呑みの虎」をはじめとする襖絵は見どころありました。

 

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風情溢れる枯山水庭園。

 

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縁に腰を下ろして、美しく手入れされた庭園をゆっくりと眺めたいところですが、

まだまだ見たいところがいっぱいあるので先を急ぎます!

 

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赤レンガのアーチ「水路閣」

ここだけ近代的な香りが漂う、ノスタルジックな景観。

 

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人気スポットなので観光客を写さないで写真を撮るのは難しいですね。

 

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南禅寺の境内にある「天授庵」

ここも庭園で有名。枯山水と池泉回遊式の2つの庭園があります。

 

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建築内部は拝観できませんが、お庭を見て廻ることができます。

 

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多くの方が縁側に腰かけて、景色に見入っていました。

 

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池に黄金色の鯉が! なにか良いことがありそう♪

 

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山名宗全(やまなそうぜん)のお墓がある「真乗院」

山名宗全は室町時代の武将であり、応仁の乱で細川勝元と11年間にわたり対立した人物です。

 

この応仁の乱の兵火により、南禅寺は寺全体が焼失してしまったのです。

その後、 徳川家康の側近・以心崇伝(いしんすうでん)により南禅寺は再建されました。

 

中には入れなかったので、門の前にある石柱を撮影してきました。

 

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最後に「金地院」も見てきました。

 

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もともとは室町時代に足利義持が創建。その後、慶長10年(1605)に南禅寺の住職・以心崇伝が復興・再建した

お寺です。

建物は伝統的な建築様式で禅の精神を感じさせる落ち着いた空間でした。

 

石畳を進んでいくと東照宮があります。

 

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こちらが東照宮。

 

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徳川家康の厚い信頼を得ていた以心崇伝。東照宮には家康の遺髪と念持仏が納められています。

天井には狩野探幽による「鳴龍(なきりゅう)」が描かれていました。

 

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手を伸ばして撮ってみたけど、上手く撮ることはできず。

 

静謐な風景が広がる特別名勝の「鶴亀の庭」

今日はいくつもの庭園を見てきましたが、一番心が落ち着ける場所だったかも。

 

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「この門を入れば 涼風おのづから」

境内を歩きながら、歴史の重みと春の息吹を感じることができた南禅寺。

 

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これにて南禅寺を離れ、次の目的地へと向かいますが、記事が長くなってしまったので続きは次回に。

京都の歴史的なスポットを巡った旅の思い出はまだまだ続きます!

 

 

古都奈良の世界遺産巡り(前編) (2025.01.27)

経理部の松田です。

 

お正月期間はいつも出不精になる私ですが、今年は思い切って1泊2日で奈良へ行ってきました。

1300年の歴史を誇る古都奈良の世界遺産を見てきたわけですが、歴史的な観光スポットが豊富にあり、

奈良の歴史や文化的価値に深く魅了されました。

 

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見どころが沢山あり過ぎたので、ブログを2回に分けてお伝えします。

それでは奈良旅行1日目です。

 

 

心配していたお天気も悪くはならないようなので、予定通り自宅を出発。

北陸自動車道→名神高速道路→京滋バイパス→京奈道路を利用して奈良へ向かいました。

名神高速は混雑もなくスイスイ流れていましたが、瀬田東JCT付近で渋滞発生。

ちょうど京滋バイパスの分岐点だったので渋滞に巻き込まれることはありませんでした。

 

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12時前に奈良に到着。

最初に向かったのは東大寺にほど近い場所にある「三笠霊園」。

ここには武将石田三成の重臣だった嶋左近のお墓があります。

 

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お墓までは結構な急坂を上っていきますが、坂の上からは奈良盆地が一望でき、東大寺や興福寺五重塔も見えました。

 

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嶋左近は大和国(現在の奈良県)生まれ。大和の戦国武将・筒井順慶に仕えた後、石田三成の右腕として活躍した人物です。

 

「三成に過ぎたるものが2つあり、嶋の左近と佐和山の城」と言われるほどの名士であり、

関ヶ原の戦いでは敵方に「誠に身の毛も立ちて汗の出るなり」と恐れられた武将でした。

 

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ここに来るまで嶋左近については詳しくは知らず、うっすらと覚えているのは大河ドラマで見た嶋左近。

確かに関ヶ原の戦いの場面ではもの凄い勇猛さを感じた印象があります。

ブログを書きながら嶋左近について知りたくなってしまい、知れば知るほど左近という人物に興味を持ち、

歴史が面白くなりました。

 

嶋左近のお墓の近くには東大寺の僧侶のお墓が並んでいました。

その中に大仏殿を再建された重源上人のお墓があったとは気づかず…写真を良く見ると嶋左近のお墓の奥に小さく写ってました。

 

 

そして三笠霊園には安倍晋三元総理の留魂碑が建立されています。

 

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留魂碑には安倍元総理が好んだ言葉「不動心」の文字が刻まれ、昨年の7月8日の三回忌を偲んで安倍氏の功績を

刻んだ石碑が建立されていました。

静かに手を合わせてきました。

 

 

さて、お次は寺院めぐりです!

しかし、通りに出ると東大寺方面への道路は大渋滞。一向に進まないので途中で右折して大通りへと向かいました。

車をコインパーキングに駐車し、歩いて廻ります。

 

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奈良は794年に平安京が建立されるまで日本の政治・文化の中心地でしたから、多くの寺院や古い神社が存在しています。

特に興福寺や東大寺は、奈良を訪れる観光客にとって外せない名所です。

 

 

早速、鹿がお目見え。かわいいー

 

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奈良公園には野生の鹿が自由に歩き回っていて、こちらも人気スポット。

鹿せんべいを与えたり、写真を撮ったり、鹿とのふれあいが楽しめます。

 

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まずは奈良公園に隣接して建つ世界遺産の興福寺へ。

 

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興福寺は710年の平城遷都に伴い藤原不比等によって創建されました。

広い境内の真ん中に建つのが中金堂。本尊が安置されているお堂です。

 

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鮮やかな朱色の建物が美しいです。目にした瞬間「わーっ」って声が出てしまいました。

飛鳥・奈良時代にタイムスリップしたかのようです。きっと華やかな時代だったことでしょう。

 

こちらの中金堂、2018年10月に約300年ぶりに創建当時の姿で復元されたばかりです。

 

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大屋根の上できらきらと輝く鴟尾(しび)。

魚のしっぽをイメージした鴟尾は古代寺院に使われるようです。初めて見ました。

 

中金堂の内部には、本尊の釈迦如来像が安置され、その周りには四天王像が立像。

いずれも国宝と重要文化財ですので内部の撮影は禁止されていました。

 

朱鮮やかで壮大華麗な姿に目が釘付け。シャッターを押す手が止まりません!

 

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南円堂は興福寺の南側に位置する八角円堂で、重要文化財。

多くの人が並んでお参りをされていました。

 

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で、気になったのが暖簾。(戸帳というらしい)

鹿の絵柄が可愛くて自分ちにも欲しいなぁと…

 

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これはみかん? 正解はタチバナの実でした。

 

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南円堂の向かいにあるのが不動堂。不動明王像が安置されていました。

 

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残念ながら国宝の五重塔は保存修理中の為、姿を拝見することは出来ず。

クレーンの大きさがハンパないです。

 

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東金堂も工事柵がされていました。

 

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そして興福寺境内にある国宝館も見てきたのですが、ここがとんでもなく凄かった!

奈良時代に制作された阿修羅像をはじめ、多くの仏像や文化財が展示されており、日本の名宝がぎっしり。

仏像彫刻は大変見応えがあり、魅了されました。

 

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仏像のことはよく分からない私ですが、人の心を惹きつける不思議な魅力を感じました。

本当に驚くほど素晴らしかったので、奈良へ来たときはぜひ見て欲しいです!

 

 

お次は東大寺へ。

 

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奈良公園、広いです。

鹿に夢中になっていたら方向を見失い、いつのまにか反対方向へ歩いてました。(単に方向音痴?)

 

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只今、日光浴中。

観光客もわんさかおります。

 

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参道の先に見えてきたのが南大門。東大寺の正門です。

現在の門は鎌倉時代に東大寺を復興した重源上人が再建したものです。

 

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巨大な仁王像。

 

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日本各地の寺院に仁王像はありますが、東大寺南大門にある仁王像は日本最大。

勇ましい姿は迫力満点。圧巻ですわ!

 

 

東大寺は外国人観光客にも大人気。すごい人の数です。

 

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南大門をくぐると、見えてくる中門。

1716年に再建された重要文化財です。朱色と白のコントラストが綺麗です。

 

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中門の両側には、四天王のうちの持国天と多聞天が祀られていました。

網があると見えづらいのが残念ですが、こちらが持国天。

 

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こちらは多聞天。

しゃがんで下から撮影。あどけないお顔をしておりますが、目つきは険しい。

足元を見るとびっくり。地天女の手のひらに乗っておいでるやん!

 

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格子の隙間から大仏殿をズーム。

 

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左側回廊の入口から拝観料を支払って中へ。

大仏殿さすがに大きいですね。大屋根の上の鴟尾が金色に輝いております。

 

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東大寺は奈良時代に聖武天皇の発願によって創建されました。

これまでに二度戦火に遭いましたが、そのたびに再建されてきました。

鎌倉時代は重源上人によって再建され、現在の大仏殿は公慶上人によって江戸時代に再建されたものです。

 

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大仏殿は世界最大級の木造建築物。

 

それでは、奈良の大仏さまに会いに行きましょう!

久しぶりの東大寺にわくわく。中学生の修学旅行以来です。

 

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間近で見ると、やっぱり大きい!

大仏さまの迫力に圧倒されます。

 

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“奈良の大仏さま”で親しまれておりますが、正式名は盧舎那仏(るしゃなぶつ)といい、

大きな光で宇宙をあまねく照らす仏さまです。

 

国宝仏像を撮影できるのは、おそらく東大寺だけかも。

ここぞとばかりに写真を撮りまくってきました。

 

大きいのは大仏さまだけではありません。大仏殿の中の仏像はすべて大きいです。

大仏さまの両脇においでるのは、虚空蔵菩薩像と如意輪観音菩薩像。

 

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横へ移動すると大仏様と並んで撮影できました。

 

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こちらは四天王のうちのおひとり広目天。

 

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そして多聞天。

先程の中門に祀られていた多聞天は左手に宝塔を持っていましたが、こちらは右手に持っていますね。

 

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増長天は頭部のみ。

 

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人気の柱くぐりに挑戦してきましたよ!

大仏殿の中に一つだけ穴の空いた柱があり、この穴のサイズは大仏の鼻の穴と同じ大きさなんだって。

この柱をくぐると無病息災のご利益があるらしいです。

 

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子供は軽々と通り抜けできますが、大人が通り抜けるには厳しいサイズ。

実際前にいた男性が何度も身体を入れようとしますが肩が引っかかるようで、「あーダメだ、ムリ~」と言って諦めてました。

 

いよいよ私の番。

修学旅行で一度体験しているので、たぶん大丈夫でしょう…

 

あれ?意外と細いなー?!

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さすがに真っ直ぐ入ろうとすると肩が引っかかったので、身体を斜めに向けて進入。

最後は柱に手を押し当ててぐいっと身体を引っ張って通り抜けました。

 

結構必死です。

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くぐる様子を沢山の観光客が見ているので恥ずかしさはありますが、無事くぐれてホッとしました。笑

 

 

大仏殿の外には「なで仏」で有名なびんずる尊者さん。

昨年行った善光寺のびんずる尊者より格段に大きく、つま先立ちしても頭までは手が届きませんでした。

 

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東大寺ミュージアムも見てきました。

国家の安寧を強く願った聖武天皇の思いと東大寺の歴史、そして奈良時代から伝えられてきた寺宝が展示されていました。

誕生釈迦仏立像、千手観音菩薩立像など非常に貴重なものばかり。至宝の連続、見所満点でした。

 

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正倉院へと向かいましたが、平日のみの参観だったので次回の機会に。

 

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境内には鹿が自由に歩き回り、古都奈良の風情を感じます。

 

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日が暮れてきたので、最後に見忘れていた興福寺の三重塔(国宝)を見に行きました。

真っ暗でよくわかりませんが興福寺で最古の建物です。

 

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夜になると南円堂もひっそり。

夜は幻想的な雰囲気があり、ナイトスポット巡りをするのもいいですね。

 

無題

 

 

観光客で賑わう東向商店街へ。

地元の特産品やお土産を探しながら散策するのも楽しい。

 

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「柿の葉すし」奈良は柿の産地なんですね。

他には、奈良漬、葛餅、わらびもち…が有名です。

 

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うどんの発祥地には諸説ありますが、奈良が発祥とも言われており、

平安時代、一条天皇が春日大社を訪れた際に振る舞われた『はくたくうどん』が起源とのこと。

 

そんな訳で、大和牛の肉うどんを食べてきたのですが、関西風のあっさり出汁にうどんはもちもち。

大和牛は肉質が柔らかく旨味が詰まっていてとても美味しかったです。

写真撮り忘れましたが、食を通じて奈良の歴史や文化をさらに深く理解することができました。

 

 

東向商店街入口にあったのは、行基菩薩の像。奈良時代の僧侶で東大寺の大仏殿建立に大きく貢献した方です。

最初は重源上人の像だと思い込んでましたが、後で調べてみたら行基さんでした。

 

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最後はせんとくんと握手!

 

20251.2-1

 

 

 

奈良のシンボル・東大寺と天平時代の華やかさがよみがえった興福寺。

歴史的な背景と自然の美しさが融合した奈良の世界遺産にとても魅了されました。

 

あー奈良に来て良かったー!

2日目につづく。

 

 

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