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牛に引かれて善光寺詣り (2024.12.28)

経理部の松田です。

 

11月の連休に長野県の善光寺へ行ってきました。

 

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善光寺の前日は軽井沢でショッピングを楽しんできたのですが、

予想通り、3連休の軽井沢は大変な込み具合でした。

まだ暗い早朝に自宅を出発してきたものの、追分あたりから国道18号線は大渋滞。

抜け道を通ってプリンス通りまで来たけど、アウトレットの駐車場に入るまで相当な時間がかかりました。

 

まず急ぎ足で向かったのは、旧軽井沢近くの「川上庵」

美味しいお蕎麦が食べられる人気店とあって、開店前から長い行列ができていました。

 

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50分ほど並んで店内へ。

混雑していても、注文してから料理が出てくるまで早かったです。

 

食べごたえのあるお蕎麦が美味しかった!

 

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大きな有頭海老が付いた天ぷらは結構な量でサクサクの揚げ具合。

追加で注文した鴨煮込みも絶品でした。

 

並んで食べた甲斐はありました。

 

 

食後はバーゲン開催中のアウトレットへ。

軽井沢アウトレットの最大級セール「プラチナバーゲン」に今回初めて行ってみたのですが、

人の多さにじっくりと品定めする余裕はなく、ただただ疲れました。

 

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翌日は善光寺へ。

朝から青空が広がり大晴天。登山しないのがもったいない気もしますが、さっさと善光寺詣りへ出かけましょう。

 

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随分昔に慰安旅行で善光寺を訪れていますが、お戒壇巡りをしたこと以外は何も覚えていません。

正直、あの頃は神社・寺院に全く興味がなかった…

ですが今は、国の重要文化財やお城の遺構など歴史あるものに興味を持ち、出かけた先で色々と見て廻っています。

そんなことで、今日は参拝というよりは善光寺の歴史的建造物を見ることが目的です!

 

 

門前通り入口にあるコインパーキングに駐車。

歴史ある街並みを眺めながら歩くのも楽しいです。

 

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「善光寺」信号を渡ると善光寺詣りの始まりです。

 

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日本最古といわれる御仏を祀る善光寺は、創建以来約1400年の歴史があります。

善光寺はいずれの宗派にも属さない無宗教のお寺なので、国内外から多くの参拝者が訪れています。

 

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境内に入ってすぐ左側にあるのが大本願。善光寺を管理している尼僧寺院です。

 

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宿坊が立ち並ぶ右側には小さな「むじな地蔵」が!

むじなってタヌキのことなんですね。

 

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むじな伝説というものがあり、

昔、下総の国に住んでいたむじなが燈籠を寄進したい思って人の姿に化けて善光寺に参詣。

しかし、元の姿をみられてしまって逃げ出したんだそう。それを不憫に思ったお坊さんが

タヌキに代わって燈籠を寄進したと伝えられています。

 

なんとも言えない不思議な表情のお地蔵さんと健気な姿のタヌキですが、

その眼差しが私にはどうも寄付を要求しているようにしか見えなくて、、、そんなこと言ってるとバチが当たりそう。

 

 

正面に見えるのは「仁王門」

睨みを利かせる仁王像が立っています。

 

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仁王像の背後に置かれているのは三宝荒神と三面大黒天。

 

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三面大黒天といえば、豊臣秀吉を天下人に導いた仏像ではありませんか!

今年の春、秀吉ゆかりの地・京都で三面大黒天を見てきたのでしっかり学習済みです。

 

ちなみに善光寺の旧仁王像は飯山市にあります。

善光寺へ来る2週間前、飯山市を訪れていた際に通りすがりに偶然、旧仁王像を発見。

その時撮った写真がこちらです。

 

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正直驚きました。なぜ飯山市に善光寺の旧仁王像があるのかと、、、

 

ここにある仁王像は、明治45年の善光寺のご開帳の時に安置されていたものです。

明治24年、善光寺の仁王門は火災で焼失したため、善光寺は明治45年のご開帳に合わせて

仁王像の製作を仏壇製作で有名な飯山仏師に依頼。わずか1ヶ月で製作されたそうです。

ご開帳後は解体され、近隣の寺院に引き取られますが、大きすぎて建物内に入らず、軒下に置かれていたため、

これを見かねた長野市の眞龍寺が引き取って本堂に安置。

その後平成23年に眞龍寺の住職のご好意により飯山市が譲り受けたんだそうです。

 

長い年月を経て故郷に帰ってきたんですね。感慨深いお話です。

旧仁王像はJR飯山駅からほど近い「いいやま雪と寺の町シンボル公園」に設置されているので、

近くに行かれたときはぜひ寄ってみてください。

 

現在、仁王門にある像はすべて高村光太郎の父である高村光雲と米原雲海の作です。

 

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仁王門をくぐり、仲見世通りへ。

土産物店や飲食店などが軒を連ねています。まだ開店準備中。

 

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あちらこちらに仏像が立っています。

六地蔵

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国宝や重要文化財など見所多数なので、参拝セット券を利用しました。

 

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寛延3(1750)年に建立された重要文化財指定の山門も必見です。

 

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幅の狭い急な階段を上って山門の上へ。

間近で「善光寺」と書かれた額を見ることができます。この3文字の中に5羽の鳩が隠れていますよ。

 

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山門の上からは参道や長野市が眺望できました。

 

山門をくぐると、いよいよ本堂です。

善光寺は創建以来何度か火災に遭っていますが、現在の本堂は宝永4(1707)年に再建され、国宝に指定されています。

撞木造りという独特な建築様式です。

 

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大きくて荘厳ですねー

 

撮影できるのはここまで。本堂内部は撮影禁止です。

 

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本堂に入ってすぐの場所では、参拝者がさかんに「びんずる尊者」を撫でていました。

自分の体の悪いところと同じ箇所を撫でると治るという信仰があり、

多くの参拝者に撫でられたびんずる尊者はつるっつるでした。

 

私も肩、腰、足と気になる部分は沢山。頭もしっかり撫でてきました。

 

畳敷きの広大な内陣でお参りをし、お戒壇巡りも体験。

真っ暗の中を壁伝いに進み、ご本尊の真下にある「極楽の錠前」に触れると極楽浄土が約束されるらしいのですが、

残念ながら私は鍵に気づくことができませんでした⤵⤵⤵

 

 

お次は仏教経典が収められている「経蔵」へ。

 

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こちらも1759年に建立された重要文化財。

建物の中央には八角形の回転式輪蔵があり、腕木を押して一回転させると、

収められた経典をすべて読んだことと同じ功徳が得られるとのこと。

8本の腕木があるので参拝者8名が揃ったところで、私も他の参拝者と一緒に腕木を押してみました。

 

功徳は未だありません…

 

 

こちらは「日本忠霊殿」

1階には善光寺所蔵の什物が展示された史料館となっていて、永代開帳額や阿弥陀如来像などが展示されていました。

ずらりと並んだ永代の開帳額は見応えありました。

 

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資料館手前の右の小径を進むと、なぜか乳牛がいた?!

名前は善子さんと光子さん。森永乳業が寄贈した乳牛親子像と書かれていました。

 

境内で完全に浮いた存在?!

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善光寺の「隠れ牛」らしいですが、

善光寺ってなんでもアリなんですね?!

 

 

境内を散策していると、

ありましたよ、むじな伝説の「むじな燈籠」が!

 

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境内には供養塔もいくつかありました。

本堂の裏にあったのは松代藩主・真田家の供養塔。

今も善光寺との縁は深く、七年に一度の御開帳時の大回向柱の用材は松代町が毎回寄進しているのだそう。

 

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松代藩の重臣たちの供養塔もありました。

 

こちらは徳川家大奥供養塔。

善光寺は徳川将軍家から篤く信仰されていたようです。

 

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そして山門の横にあったのが、源義経の家臣だった佐藤継信・忠信兄弟の供養塔です。

平安時代末期の源平合戦で活躍し、兄弟ともに義経四天王と称されました。

佐藤兄弟の母が善光寺に参詣して建立したと伝えられています。

 

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伝説よりも戦国武将と善光寺の関わりの方が興味深いっす!

 

 

まだまだ見どころはいっぱい。

 

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お百度を数える柱「御百度詣数取」

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足跡が掘られた石碑「仏足跡」

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こちらの「おやこ地蔵」は東日本大震災で被災した陸前高田市の松で製作されたお地蔵様です。

被害者の追悼と復興の支援のために製作されました。

 

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善光寺に安置されているのはお父さん地蔵で、お母さん地蔵とこども地蔵は陸前高田市のお寺にいらっしゃるそう。

年に1回、お父さん地蔵は里帰りをして家族水入らずで過ごすんですって。

泣けるわ~

 

本堂の外観はこんな感じ。

 

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最後に本堂右手にある鐘楼へ。

タイミング良く鐘がなっていたので、耳を澄ませて聞いてきました。

 

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1667年に造られた梵鐘は朝10時から夕方4時の毎正時に時を告げています。

長野冬季オリンピックではこの鐘が開会を告げました。

 

 

なかなかに充実した境内めぐりでした。

牛さんにお礼を言っておきます。「沢山の感動と発見ありがとう。」

 

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さあ、お待ちかねの仲見世通りへ。

まずは、おやきを食べてひと息つきましょう。

 

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食べたのは、人気No.1 信州牛野沢菜おやき。うっまー!

 

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続けて、さっくさくの信州牛コロッケ。これも美味しかった!

八幡屋礒五郎の七味チョコソフトは見た感じ、七味の赤い粒々は見えないんだけど、

口に入れるとふんわりと七味唐辛子の風味が後からやってくる。

でも全然辛くなくて、これは一度食べたらハマります!

 

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他にも気なるものが目白押し。

ここで食べ歩きしてたら帰れなくなるわ!

 

 

仲見世通りの裏通りにある「世尊院釈迦堂」も拝見。とても目につく色鮮やかなお堂です。

等身大のお釈迦様が横たわっていました。重要文化財です。

 

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善光寺本堂は来世に、釈迦堂は現世にご利益があるそうなので、両方お参りして幸せを祈るといいかもしれませんね。

 

 

続々と参拝者が訪れてます。

 

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門前通りまで戻ってきました。

誘惑がありすぎて想定以上に時間がかかっております。

 

長野と言えば、「根元 八幡屋礒五郎」の七味唐辛子。1736年創業の老舗です。

お店の前には七味缶をかたどった椅子がありました。

 

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七味と言っても種類は豊富。お試しに小袋をいくつか購入してきました。

パッケージがレトロでおしゃれです!

 

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ということで善光寺を後にし、帰路につきました。

 

 

「遠くとも一度は参れ」と語り継がれてきた善光寺。

あらゆる人を受け入れる善光寺の懐の深さを感じとれる旅となりました。

参道や仲見世通りの古き良き文化を感じながらの散策や、善光寺境内の国宝や重要文化財など見どころ盛り沢山で、

とても楽しかったです。

 

 

境内の紅葉も綺麗でした。

 

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おまけ

善光寺の東隣にある長野県立美術館も見てきました。2021年に新築されたばかりの洒落たとても綺麗な建物でした。

その隣には東山魁夷館が併設されています。

 

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最強のパワースポットへ

皆様、遠くとも一度は参れ善光寺!

 

 

 

 

 

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