経理部の松田です。
昨年の10月10日(日)に唐松岳に登ってきました。
八方尾根の稜線を、白馬三山や五竜岳・鹿島槍ヶ岳などの北アルプスの名峰を望みながら登る唐松岳。
北アルプスの稜線にありながら日帰りで登頂でき、360度の大迫力のパノラマを楽しむことができる山です。
これが昨年最後の登山チャンスということで、紅葉に染まる北アルプスの山岳風景を見に行ってきました。
私はこれまでに2度、唐松岳に登頂。
初めて登ったのは2003年の夏。私の北アルプスデビューでした。
2度目は2008年秋。遠見尾根を登りテント泊をして五竜岳から唐松岳を縦走しました。
もう随分昔のことになりましたが、その時のことは今でも鮮明に覚えていて私にとっては思い出深い山です。
前日の夜6時に白馬村に到着し、「道の駅白馬」で車中泊しました。
翌朝、八方第三駐車場に移動して登山準備。
朝焼けに染まる白馬三山の姿に期待が高まります。
まずは八方駅に向かって歩き、
ゴンドラとリフト2本を乗り継いで、標高1830mの登山口となる八方池山荘へ。
辺りはガスで真っ白。
只今、雲の中を通過中なのです!
リフトの終点である八方池山荘から八方池までは1時間程のトレッキングルート。
最初は岩がゴロゴロした所を登り、しばらくして木道コースへ。
空が明るくなってきました!
第2ケルンを境に雲の上に出たようです。
そして右に目を向ければ、白馬連邦の大パノラマ!
すごーい! 圧倒的な大迫力の眺め!
八方池は白馬三山の絶景スポット。
天気の良い日は白馬三山や不帰嶮(かえらずのけん)を湖面に映し出す人気スポットです。
八方池の周りには沢山の登山者の姿。
この景色を見に来るだけの登山者も多いです。
今回は三脚も担いできたんですけど、カメラを構えた途端にガスに包まれてしまって…
仕方ないので早々に諦め、唐松岳へ向けて出発しました。
八方池を過ぎると本格的な登山道になります。
唐松岳に向かう多くの登山者
白馬三山の絶景もさることながら、眼下に広がる雲海も素晴らしい。
まさに雲上のプロムナード。最高としか言いようがない!
しかも今日のお天気は晴れ・無風。
10月中旬なのに夏日のように暑くて、おかげで顔も手もしっかり日焼け。
最高の登山日和になりました。
じゅうたんのように広がる草紅葉と山肌の赤・黄の木々の紅葉が美しいです。
ハイマツ越しに見る白馬三山。
丸山ケルンまで登ってきました。
休憩する登山者の姿も絵になります。
ここからは不帰ノ嶮が間近に見えます。
不帰ノ嶮は日本三大キレットのひとつ。
不帰(かえらず)という名前がついてるぐらいだから険しい道なんだろうなと思い敬遠してたんですけど、
近頃はなぜかチャレンジしたい気持ちでいっぱい。
そして何よりも感動したのが、五竜岳と鹿島槍ヶ岳の雄姿。
この景色が見たかったー!
五竜岳・鹿島槍ヶ岳を望む迫力の稜線漫歩。
どっしりとした雄大な姿は、見ていて身震いするほどカッコイイ!
縦走したときのことを思い出し、感慨深くてしばらく動けませんでした。
左端に唐松岳。
唐松岳山頂からの展望も素晴らしいんですよ!
唐松頂上山荘はすぐそこ。
登山道は一部崩壊した為、直登して山荘の真上に出る道に付け替えられていました。
正面にはど~んと立山連峰と剱岳。
唐松岳山頂までは少し下って、登り返すこと20分。
この最後の登りがきつかったー。筋トレさぼったしなぁ…
唐松岳は300名山ながら、その姿はとても優美。
そして北アルプスの名峰を望める大パノラマは、登山者に大人気なんです。
最後は何度も立ち休みしながら山頂2696.4mに登頂しました。
立山連峰と剱岳
五竜岳~唐松岳の稜線
唐松頂上山荘
白馬岳〜唐松岳間の「不帰キレット」
360度の大展望!
北アルプスの名峰を望むことができる唐松岳の山頂からの景色は多くの登山者を魅了してやまないのです。
他の登山者に写真を撮ってもらったりしながら展望を満喫し、名残り惜しみながら下山しました。
鮮やかな紅葉、幻想的な雲海、大迫力のアルプスのパノラマ、大自然と絶景に魅了された今回の登山。
とても気持ちの良い爽快感を味わいました。
さて次はどこへ登ろうか…