経理部の松田です。
6月8日(土)に社員の健康促進を目的として「卯辰山ウォーキング」を開催しました。
今回企画したウォーキングコースは、風情あるひがし茶屋街を散策し、卯辰山三社と展望スポットを
廻りながら卯辰山山頂まで歩くコースです。
ちょうど花菖蒲や紫陽花が見頃を迎え、気持ちいい空気と美しい景色を楽しむことができました。
集合場所は卯辰山公園の眺望の丘。
2019年3月に整備された卯辰山公園の中で一番新しい展望スポットです。
朝早くから花菖蒲園を訪れる車で駐車場は満車状態でしたが、タイミング良く駐車することができました。
参加メンバーが揃ったところで軽くストレッチ。
それでは一枚集合写真を撮ってウォーキングスタート!
まずはひがし茶屋街へ。坂道を下っていきます。
坂道の途中で宝泉寺の境内へ寄りました。
石仏が沢山並んでます。
ここは知るひとぞ知る金沢市内展望の隠れた名所。
金沢市街やひがし茶屋街を一望でき、浅野川河畔と金沢城公園も望めます。
市内のビル群や浅野川大橋など、普段目にすることのない金沢の景色に参加メンバーもこんな所があったのかと
驚いてました。
境内には五つの幹に分かれた五本松があり、この松の上に天狗が住んでいたとの伝説があります。
急坂の子来坂(こぎざか)を下ると、ひがし茶屋街に出ます。
斜度15度の金沢一の急坂です。
加賀藩前田家ゆかりの宇多須神社へ。
ひがし茶屋街一帯には卯辰山寺院群があり、卯辰山は金沢城からみて、鬼門(北東)にあたるため、
加賀藩はここに寺社を集めて厄除けを行ったと言われています。
歴史ある神社で参拝。
境内の奥へ進むと「利常公酒湯の井戸」。
五代目藩主の前田綱紀が疱瘡を患ったとき、利常の命によってこの井戸から汲んだ水を沸かして
酒を混ぜて体にかけたらきれいに治ったんだそうです。
前田家との関りなどを学びながらの歴史散歩です。
宇多須神社の向かいは東山菅原神社。
とりあえず良縁の松に抱きついておきましょうか。
金沢文化を代表するひがし茶屋街を散策。
割烹料理店や、お洒落な町家カフェ、伝統工芸品を扱うショップなどが立ち並んでいます。
こちらは小松マテーレさんのアンテナショップ。
繊維を製造・販売する企業ですが、繊維商品だけではなく、贈答用にも良い九谷焼香箱セットもありました。
彩りが綺麗です。
ひがし茶屋街は木虫籠(きむすこ)と呼ばれる格子と石畳が印象的。
金沢に住んでいても、地元の観光地を歩くことはないので皆、興味津々でした。
金沢の伝統工芸品・金沢箔は全国シェア99%。
きらびやか~
ひがし茶屋街のシンボル的存在、柳の前で記念撮影。
メインストリートを通り、茶屋街の裏手側・卯辰山方面へ。
ここは寿経寺。
このお寺には「安政の泣き一揆」で犠牲となった7人を供養するための「七稲地蔵尊」が建立されています。
安政5年、米価暴騰に苦しんだ庶民約2000人が卯辰山から「コメくれー」と叫び、藩主に直訴したという一揆です。
7体のお地蔵さんには稲穂が抱かれていて、切ないお話です。
そんな歴史があったのか!
歴史と文化を味わいながら金沢のまち歩き。知らなかった金沢が見えてきました。
梅ノ橋から。
下流に見える橋は浅野川大橋
上流側には天神橋
今日は初夏を感じる良いお天気。橋の上は涼しい風が吹き抜けて気持ち良かった!
佇む男三人衆、何を見て何を思う?
涼むメンバーたち。
それでは再出発。
浅野川河畔を歩き、天神橋方向へ。
さあ、ここからが体力勝負。
卯辰山の山頂部を目指していくつもの坂を登って行きます。
まずは帰厚坂(きこうざか)。紫陽花に癒されながら登ります。
卯辰山中腹にある花菖蒲園まで続く長い坂道。それなりに斜度があってキツイです。
息があがって日頃の運動不足を反省。
振り返れば距離がどんどん開いていく後続メンバー。
大丈夫かな?
帰厚坂を上りきると花菖蒲園の前に出ます。
ちょうど花菖蒲と紫陽花が満開で、散策したり写真を撮ったりする方で賑わっていました。
しばらく園内を自由散策。
様々な種類の花菖蒲が咲いていて見ごたえあります。お花が本当に綺麗で感動しました!
お次は、花菖蒲園の脇にある千杵坂(ちきねざか)を登ります。
鳥居は1月に発生した能登半島地震により上部がズレてしまっているため、注意しながら鳥居の脇を通過。
ここからは階段たっぷり!
まだまだ元気なようですね。^^;
千杵坂を登った所が日暮ヶ丘。
市街地や金沢城を間近に見ることができる展望スポットです。
続けて三の坂、二の坂、一の坂を上がれば
卯辰山三社に到着。
左に愛宕神社、真ん中に卯辰神社、右に豊国神社が並んで建っています。
歴史ある趣、それぞれに独特の雰囲気を感じます。
竹林の先に赤い橋。
緑の中を歩くのは気持ちいいですね。
赤い橋は「豊国橋」と言い、鳥居は卯辰山三社の参道入口になります。
さてとここでも記念撮影。
マイナスイオンたっぷりの静かな道はまだ続きます。
獅子帰坂(ししかえりざか)を上り、見晴らし台へ。
見晴らし台に到着。
医王山から白山、金沢市街から日本海まで大パノラマの眺望。
卯辰山からの眺望はどこも素晴らしいです。
お次は望湖台へ。
ここからは石川県庁から金沢港まで望めます。
そして横空台の広場の中を歩き、月見台の奥へと進んでいくと、
今回のウォーキングの最終目的地、卯辰山山頂に到着です!
「卯辰山141.2m」登頂!
山頂は卯辰山公園創設記念碑の裏にあります。
樹木の茂みの中にあるので「え、こんなところに入っていくの?」とみんな驚いてました。
周辺には山頂の場所を示す標識などないので意外と知る人は少ないかも…
最後は皆で三角点にタッチ!
おつかれさまでした~!
いい汗をかきました。
帰りは歩いてきた獅子帰坂を下り、卯辰山三社の参道入口から車道を歩いて眺望の丘に戻りました。
というわけで、観光客で賑わうひがし茶屋街から緑豊かな卯辰山山頂までぐるっと歩いてきました。
歩くことで新たな発見もあり、自然豊かなひと味違った金沢が味わえました。
美しい景色や清々しい空気を楽しみながらのウォーキングは楽しかったです。
緑豊かな自然の中を散策すると心身ともにリラックスできますね。
仕事などで運動不足になっている場合は、ウォーキングで体力をつけましょう。
動画もお楽しみください。^^;
花菖蒲園の様子はこちら。ウォーキング後、ひとり花菖蒲園へ行ってお花を堪能してきました。