こんにちは。 経理部の松田です。
夏季休暇中、福島県の「一切経山」「吾妻小富士」「磐梯山」の3山に登ってきました。
2年ぶりの東北遠征。しかも、今回はソロハイク。
正直、行く前までは心細くて、どうしようか躊躇してたんですけど. . .
行って良かった!
雲上に広がる絶景を目にしたら、不安な気持ちなんか吹っ飛んでったー!(笑)
前日夕方に自宅を出発し、柏崎市の「道の駅 西山ふるさと公苑」で車中泊しました。
見上げれば満天の星空。キレイだったな~。
西山町は田中角栄さんの出身地らしい。
朝6時に道の駅を出発し、会津に着いたのは朝9時過ぎ。
ひとまず「道の駅あいづ」で休憩。
秀麗な磐梯山が見えます。
思ってたより早く着いたので、予定を早めて、
これから「一切経山(いっさいきょうざん)」に登ることにしました。
磐梯山より更に東へと移動。
登山口である浄土平を目指して磐梯吾妻スカイラインへ。
吾妻連峰を縫うように走って行きます。
急なヘアピンカーブもありますが、二車線確保されているので走りやすかったです。
「吾妻八景」といわれる展望スポットが数カ所ありました。
浄土平はもうすぐ。
11時半、浄土平に到着。
お向かいの山は「吾妻小富士(あづまこふじ)」。こちらも後で登ります。
登山準備をして、12時ちょうどにビジターセンター横から登山開始。
今から登るには遅い時間ですが、一切経山の山頂までは1時間半程なので大丈夫かなっと。
この時間でも登山者は沢山いました。
浄土平の方向を見渡す。日射しが強烈で暑いです。
大して登ってないのに、すでにバテバテ。
今朝から6時間近く運転してきた疲れなのだろうか. . .
日陰が無~い! 容赦なく体力が奪われていく。
山頂は手前に見える山の奥にあります。
斜面を登り切ると木道が敷かれた酸ヶ平湿原。分岐を右へ。
心が癒やされる風景。
避難小屋の横を通り、稜線に向かってガレ場をひと登り。
登るほどに酸ヶ平湿原と鎌沼の全容が見えてきます。なんて気持ちのいいところなんだ!
なだらかな稜線。ただし稜線上は風が強くて、風に押し流されるように登ってます。
背後に吾妻小富士の火口が見えてきた。
今にも雲に包みこまれてしまいそうですが、
結果的にはこれより上に雲が湧き上がることはなかったので始終いい景色が楽しめました。
一切経山の山頂(1948.8M)に到着! 山頂はなだらかで広いです。
山頂の北側へ移動すると、眼下にはコバルトブルーに輝く「五色沼」。
通称「魔女の瞳」と呼ばれている火口湖です。
吸い込まれそうなほど神秘的。キレイだ~~!
10数年前に山の雑誌に掲載されているのを見てから、ずっと心惹かれていた景色です。
その魅惑の景色が今、目の前に広がっているなんて夢のよう。
ここに来なければ出会えない景色にひとり感激モード。ううう. . .(涙)
しばらくじーっと見つめていました。
心ゆくまで絶景を堪能して山頂標識まで戻るも、また魔女の瞳を見に引き返す。
もう一度、しっかり目に焼き付けておこうっと . . .
いつまでも見ていたい. . .
神秘的な青の輝きにすっかり魅せられてしまい、去り難かったです。
山頂から磐梯山を展望。明日登りますよ!
さあ、鎌沼を見に行こう!
木道歩きは楽しくて気分爽快♪
気持ちの良い景色が広がって最高です。
ここは雲の上の楽園か?!
草原の中に敷かれた木道。前後に誰もおらず、贅沢に独り占め。
雲に向かってただ一人歩いていく. . .
姥ヶ原から浄土平へ下山します。
奥に見える山は「東吾妻山」。今回は時間がないのでパス。
駐車場が見えてきた。吾妻小富士の火口って傾いてるんですね。
周回して戻ってきました。
あ、噴煙上がってる?!
9月15日に吾妻山に噴火警報が発表されました。
その火口があるのが下の写真右の崩壊している場所。
角度を変えて。
現在、噴火警戒レベル2の為、火口周辺は立入禁止。登山道も封鎖されています。
2年前もそうだったな~。
次は、吾妻小富士へ。
丸太の階段を10分程登れば火口のふちに辿り着けるので観光客もいっぱいです。
サンダルで登っている人もいて、まあそれでも登れなくはないんですけど. . .
火口壁に立つと非常に風が強かった。道はザレていて滑りやすいです。
せっかくなので火口のふちを一周します!
すり鉢状の火口の底を間近に覗く。かなりスリリング。落ちないように要注意!
火口の大きさに驚き。
右のピークが最高地点。吾妻小富士の山頂(1707M)に登頂!
先程登った一切経山方面のおだやかな風景とは打って変わって、
こちらの山頂から眺めるのは荒涼とした砂礫の山肌が続く景色です。
浄土平から北側の磐梯吾妻スカイラインは路肩崩落の為、通行止めになっていました。
火口はかなりの傾斜。
40分程で一周して、本日の登山は終了。
こうして夕方5時に浄土平に戻ってきました。
一日汗だく。さあ、温泉に入りに行こう。
地図を確認し、ナビをセットして裏磐梯へと移動しました。
辺りが暗くなった頃、”大衆浴場” と大きく書かれた温泉施設を発見。
「桧原ふれあい温泉・湖望」です。
字の大きさとは真逆の小さな浴室でしたが、湯船からは湯があふれ流れていて、
ほてったカラダに染みる、ちょい熱めの源泉掛け流しの温泉でした。
さっぱりした~。
今日一日、火山あり、湿原あり、湖沼群ありの見ごたえたっぷりの登山でした。
山頂から望む壮大な景色はサイコー! 今日の景色、絶対に忘れないゾっ!!
明日は磐梯山へ。
記事が長くなってしまったので、磐梯山の記録は次回に。
登山満喫の旅はまだ続きます. . .