経理部の松田です。
長らくお待たせしました。前回のGWお出かけ編の続きです。^^;
GW2日目は「西尾八景」巡りをしてきました。
「西尾八景」って何?ということなのですが、
西尾八景とは小松市西尾地区にある八つの景勝地のことです。
町おこしも兼ねて西尾地区の美しい自然を伝えるため選定されたそうで、
十二ヶ滝・象岩・観音山・烏帽子岩・鱒留の滝・鷹落山・大滝・大倉岳の8つが西尾八景になります。
今回私は十二ヶ滝を見に出かけたのですが、そこで初めて西尾八景の存在を知り、
車で気軽に行けそうな4カ所を廻ってきました。
廻ったのはこちら ↓
まずは、当初の目的地である十二ヶ滝へ向かいます。
国道8号線の東山ICから国道416号線を大倉岳高原方面へ車を走らせること約10分。
ときどき新聞などで写真が掲載される十二ヶ滝。前々から一度行ってみたいと思っていた場所です。
実はGW前の4月に初めて滝を一度見に来てるのですが、GW頃に端午の節句に合わせて、
滝に鯉のぼりが飾られるということで再訪しました。
十二ヶ滝の手前には寄り道パーキングがあり、駐車場が整備されています。
ここから階段を降りて河原へ。滝つぼの間近まで近寄れます。
国道416号沿いに流れる郷谷川の水が12本の筋となって流れ落ちるのが名前の由来。
落差は4m〜5mほどですが、幅が36mもあり、見ごたえ抜群です。
こちらは4月に撮った写真
特に4月~6月にかけては雪解けで増水するため、迫力がありました。
鯉のぼりが滝の上を川幅いっぱいに泳ぐ景観は風情があっていいですね。
滝の上からはこのような景色。
少し上流の国道沿いからは綺麗な景色も見ることができました。
里山の眺めがいいです。
十二ヶ滝の国道沿いにあった看板。この看板を見て西尾八景を知りました。
写真の撮り方が雑…
「十二ヶ滝」も西尾八景の1つだったんですね。
おもしろそうだから廻ってみます!
西尾八景2つ目は「象岩」へ。
十二ヶ滝から少し上流の郷谷川に架かる橋を渡り集落を抜けていきます。
ここまで来ると小松市の奥地へ来たっていう感じ。
神社手前の小さな橋の上から見ることが出来ます。
ここからだと分かりにくいので、橋のたもとへ移動。
あ、 象さんいますねー!
その昔、大洪水があった時も流されなかったどっしりとした岩であり、形も象のように見えることから
象岩と呼ばれるようになったらしいです。
そしてこの象岩の上に巨人の足跡のようなものが?!
これは「弁慶岩」と言われていて、弁慶がここを通った時に、この岩からひとまたぎに向い岸に渡ったときの
足跡なんだそうです。
どんだけでかい人なんでしょう!
西尾八景3つ目は「鳥帽子岩」。
来た道を戻って国道416号線から西俣キャンプ場方面へ。
見ての通り、岩の上に絶妙なバランスで岩が乗っかかっています。
そばに岩上神社があり、昔は岩神様と崇めていたそうです。
以前、道路は岩の下に付けられていたようですが、今は危険防止の為フェンスで囲いがされていました。
写真を撮っていると、近くにいた地元の年配男性が「西尾八景を廻っているのか」と声をかけてきて、
「この先にある鱒留の滝を見に行くといいよ」と勧めてくれました。
だけど大滝は雪解けで道が荒れているし、この時期クマがいるかもしれないから行かない方が良いとのことでした。
そういうことで西尾八景4つ目は「鱒留の滝」へ。
道路横を流れる西俣川の水がとても綺麗です。
この碑の横に滝への降り口階段があります。
落差7m、幅15mと低めの滝ですが、二つの滝筋と緑の苔が魅力です。
鱒が上流に行くのを留めていたので鱒留の滝と名づけられたそうです。
水しぶきが飛び散り、豪快な水音が響いて迫力満点。
滝間近まで降りれる手すりなしの細い急階段がありますが、足を滑らせればドボン必至。
でも滝を近くで見てみたいから迷いなく降りました。こちらは自己責任で。
階段から上流側を撮影。木々に囲まれて新緑が美しいです。
鱒留の滝の向かいには鷹落山の登山口の標識がありました。登山は次回にお預けです。
烏帽子岩から鱒留の滝の道中にはシャガの花が沢山咲いていました。
再び国道416号線へ戻ります。
ちょうど西俣から国道に合流する地点、ここからは観音下石切り場(かながそいしきりば)が良く見えます。
日本遺産に認定された採石場であり、高さ50m以上という石壁が圧巻。
ここで採掘された石は国会議事堂や甲子園ホテルの建物にも使われているそうです。
観音下(かながそ)、読み方が難しくて何度聞いても覚えられない…笑
以上、4つの西尾八景を見て廻ってきました。
十二ヶ滝・鱒留の滝は迫力ある風景を楽しめたし、小松市の山間をドライブしながら自然を満喫してきました。
観音山、鷹落山・大倉岳はいつか機会をみて登ってみたいと思います。
木々の緑に美しい清流の音。西尾の里山に心癒されました。
おまけです。
十二ヶ滝の近くに「布橋みずばしょう群生地」があります。
4月に十二ヶ滝を見に来た時に寄ってみました。
西尾八景ではありませんが、標高わずか50メートルの低地に群生しているのは全国的にも珍しく、
小松市の文化財に指定されています。
群生地のすぐ近くまで車で行けることから、4月の開花時期には多くの人が訪れるそうですが、
私が訪れた時には誰もいませんでした。
今年は花の開花が少し早かったのかな? おかげでこの風景を独り占めです。
遊歩道が設置されていてミニ尾瀬気分。
白い清楚な姿がお美しい。
お花も愛でることが出来て大満足!!!
次回に続く…