経理部の五寳(ごぼう)です。
今回は私の中学時代からの友人をご紹介いたします。
「三谷 慎・みたにしん」さん、彫刻家です。
略歴
昭和28年:輪島市に生まれる。
昭和51年:東京造形大学彫刻科卒業、佐藤忠良に師事。
イタリアに留学し、ローマアカデミー美術学校でファッツィーニに学ぶ。
昭和53年:ローマ美術展金メダル賞受賞。
昭和55年:国際現代美術展2位賞受賞。イタリアの蝋型鋳造の技術と、素材を生かした作品を制作する。
父は漆芸家の故・三谷吾一氏。
アトリエ:群馬県前橋市
三谷慎さんの拠点 中之沢美術館
三谷さんとは中学校以来の友人です。
私達の卒業したのは「金沢市立高岡町中学校」、加賀百万石のお殿様、前田利家公をお奉りしている
「尾山神社」に近くに建っている中学校でした。(現在は金沢市の郊外で名前も変わり高岡中学校になっています。)
三谷さんは中学生の時に能登半島の輪島市から、金沢でお勤めをしていたお姉さんの元に来て一緒に暮らし、
通学していました。
高校は工芸科のある石川県立工業高校に入学します。
その後は略歴のごとく活躍されるのですが、今でも中学校の同窓の集まりにはちょくちょく顔を出してくれています。
三谷さんの彫刻は全国のいろいろな場所に設置してあるので、なかなか見に行けず残念です。
しかし近くの、金沢駅前の「石川県立音楽堂」に行けば作品に会うことができます。
金沢駅兼六園口のコンサートホール側の入口から入ると、ロビーの左手に「ミューズとペガサス」の像が設置されています。
優美な像です。少女が馬に横乗りになり、長い直管ラッパ(アイーダトランペット?)を吹いています。
金沢駅のまん前ですので、是非一度ご覧ください。
「ミューズとペガサス」
石川県立音楽堂 正面
彫刻といっても大きな作品ばかりではありません。
一方で、動物や干支、神話に登場する人物をレリーフで表現した作品を多く手がけています。
小さな作品は、少し背伸びをすれば、私でも手に入れることができます。
少しだけ紹介いたします。
「フクロウ」です。我が家の玄関の内壁に掛けてあります。
またまた「フクロウ」です。長女の家の玄関の内壁に掛けてあります。
フクロウは「不苦労」や「福来ロウ」と言われる縁起の良い鳥だそうです。
母の「喜寿の祝い」にプレゼントした、干支の午です。
いずれもイタリアから本人が買い付けた額と相まって、素敵な空間を演出してくれています。
その他、(私は所有していないのですが)彼の作品を少し紹介いたします。
「sappho」
「IRIS 虹の女神」
「LA BOHEME」
三谷さん、これら女性の像も得意のようです。
手に入れたいものもあるのですが、少々値が張りますので、現在のところは・・・
個展・販売会は、金沢では香林坊大和で、ほぼ2年ごと、東京・大阪の百貨店でも時折、開催しているようです。
機会があれば皆様も、是非ご覧下さい。素敵ですよ。